今死のうとしている人へ
テレビに映る有名人
憧れているのは
華やかな賞賛と存在肯定
空っぽな僕が見ている世界は
こんなにも鮮やかで
でもどこか寂しい
スマホのなかの有名人は
今日も歌を歌ってる
僕の感情の中に溶け込んで
命をつなぎ止めてくれた
人を好きになった
世界に色をくれた
ぼくもそうでありたい
あの人たちみたいになりたい
けれど
空っぽな僕は
なにも出来ないことを自覚した
満たされた心のグラスを
逆さまにして僕は生きている
こぼれた雫の分だけ僕は空っぽになる
余韻に浸って
誰かの真似事をしては
形にならない創作物を作っては
放ってしまう
憧れと感情の間に夢があって
もやもやした気持ちで
毎日生きている
イッタイ ナニガシタイノデスカ?
今日もテレビやスマホの有名人は
そんな僕の気持ちのグラスを
満たしてくれる
そしてまた雫がこぼれる
いつになったら僕も
誰かの心のグラスを満たせますか
このこぼれていく雫で作った
精一杯の詩で
エゴを記しているようじゃ
いつまでたっても
出来そうにないや
だからここからは
僕からのメッセージを記すよ
誰もが生きた証を残したがっている
誰もが正しいことを求めている
そのせいで誰かを蹴落としたり
必要以上に責めたり
見下したり置いてったりしてる
手を取り合うって結構難しい
この社会はひとりぼっちを作るのが得意だ
それはみんなが見えない孤独を抱えてるからだ
孤独の正体なんて誰にもわからなくて
だから誰かにつらくあたって
ある日突然友情も信頼も
消え去ってしまうかもしれない
そんなときは笑って過ごせ
諦めじゃない
僕らは同じ 孤独を抱えて生きる人
出会いと別れは必然的で
生きていれば必ず
孤独と付き合っていこうっていう
勇気がわいてくる
これは僕の経験だ
今死のうとしてる人
絶対に死ぬなよ
もしかしたら僕と君は
どこかで出会うかもしれない
孤独な人間かもしれないんだからさ
とりあえず家から出ろ
家族がいるなら弱みを見せろ
自分に素直になれ
夢があるのなら言い訳せずに
挑戦してみろ
笑われたっていい
もう沢山笑われてきただろ
笑い声を拍手に変えろ
死んだら誰もが黙り込んで
音も鳴り止む
いつか誰もが君を忘れていくだろう
そんな孤独は嫌だろ?
だから生きろ
これが僕の心からのメッセージ