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やることの無い異世界で。  作者: 椚田 雷兵衛
序章 目覚めと始まり
1/17

プロローグ。 〜翠の美少女アルテミア〜


「エナジーの消費が……。今治します……」


……誰かが……俺を治そうと……してる……?


「〈リファイン〉!」


あ……明るい……!


明るさに耐えかねて、俺はがばりと起き上がった。


「あっ! まだダメですよ!」

可愛らしい声の呼びかけで、俺は柔らかい肌へ頭を戻された。

それは純白の太ももだ。

「まだ魔法をかけたばかりなので、あまり体は治っていません。どうか安静にお願いします」

彼女は、澄んだ翡翠の瞳をこちらに向け、真面目な顔で言った。

「お……あの……あなたはっ……?」

俺は勇気を出して聞いてみた。


「私はアルテミア。そしてここはエリューシアよ」


え……エリューシア?

聞いたこともない場所だった。


思えば俺はなんでこんな訳分からない場所にいるんだ? 誰かに連れてこられたのか?いや、自分で来たか?……いやそんなことはない……。もしかして……死んだ?

そんな自問自答を繰り返し、次第に俺は混乱の渦にもみくちゃにされていった。


「混乱するのも無理はないですよね……ここは特別な場所だから……」

彼女……アルテミアは同情の言葉を俺にかけた。

彼女は綺麗な緑色の髪を背中のあたりまで伸ばしていた。その髪を振り、俺に何かを唱えた。


「……〈ルーメン〉!」


再び辺りに眩い光が現れたその瞬間、俺は何かを思い出した。

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