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第4章:待ち合わせ

二人でデートすることになった小百合と朋久…。この後二人は付き合う事になるのだろうか…?それとも…

夕方5時−−待ち合わせ場所。


小百合

「えっと…。折川さんはまだ来てないみたい。」


私は緊張で手が震えていた。


心臓もスゴイ勢いで脈を打っている…。


小百合

「緊張するよぉ〜。」


その時、手に持っていた携帯が鳴り出した…。


その瞬間、ビクッっと体が跳ね上がり携帯を落としそうになってしまった。


小百合

「び…びっくりしたぁ〜…。」


着信画面を見ると折川さんからの電話だった。


小百合

「もしもし?」


朋久

「小百合ちゃん?今、待ち合わせ場所に着いたけど、どこにいる?」


小百合

「あっ…今お店の中にいます…。」


折川さんがすぐ近くにいると思うとさらに緊張が増してしまう…。


朋久

「分かった。そこで待ってて!!」


私達は電話を切った。


緊張で自分の言った言葉をほとんど覚えていない…。


私はちゃんと話せていただろうか…?


不安だ…。


小百合

「あぁ〜…緊張するぅ〜…。」


緊張のあまり声に出していた。


そのことに自分自身気付いてない…。


朋久

「緊張してるの?」


突然頭上から声が聞こえた。


それに驚き、私はスゴイ勢いで後ろを振り返った。


小百合

「折川さん!!いつからそこに…?」


私は顔を真っ赤にして尋ねた。


朋久

「電話切ってすぐくらいかな??」


私の顔がさらに赤くなるのが分かった。


小百合

「それなら声かけて下さいよ…。」


朋久

「ゴメン、ゴメン。見てて楽しかったもんだから。」


小百合

「もぉ〜…。なんか折川さん昨日と全然違うし…。」


折川さんは雰囲気が昨日とは全然違っていた。


黒髪にすらっと伸びた身長。


顔は普通の人より断然カッコよくてジャニーズ系とでもいうのだろうか…。


私を虜にする笑顔。


ここまでは昨日となんら変わっていないが…。


なんだろう…?


昨日はあんなに優しかったのに…今日はちょっとイジワルだ…


朋久

「小百合ちゃんも昨日と違うね…。」


小百合

「私が今日折川さんと会うのは、仕事じゃなくてプライベートだからですよ。」


朋久

「そうだよな。」


折川さんは微笑んだ。


朋久

「どこ行こうか?とりあえず車に行って決めようか。」


小百合

「はい!!」


私達はお店を出て車に向かった。

読んで下さってありがとうございますm(__)m

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