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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 (非)現実編
9/72

8話 準備時間。

私たちは風呂から出た後、アナウンスが鳴り響いた、

「これから一時間後に第一ゲームを開始いたします、時間になりましたら中央ラウンジに待機願います」

第一ゲーム……何だろう。

「賀留多先輩と田所さん、ちょっと」

「どうかしたんだい?」

「少しだけ話を聞いてほしいんだ」

そして町田の部屋に連れ込まれた。

「第一ゲーム始まるが、恐らく、テキサスポーカーだ」

「テキサスポーカー?何それ?」

「ルールを知らないと手も足も出ないからな、一応言っておく」

私たちはテキサスポーカーのルールを教えてもらった。

「必ず勝てる手役とかあるの?」

「役が強ければ勝てるんだけれどね、それと、言っておきたいことがある、自分の勘を信じろ」

そうして私たちを部屋から追い出した。

「田所さん、何が何だか分かった?」

「大体は分かったんですけどね」

テキサスポーカーのルールと勝ち方を覚えたけれど、これからどうしたらいいんだ?

「お茶でも飲みましょうよ」

そう田所さんは話しかけてきた。

「いいよ、けれど呑気に飲んでてもいいのかな」

「いいでしょ、死んじゃうかもしれないし」

食堂に入った。そしてハーブティーを入れてくれた。

「はい、ハーブティー」

「ありがとう、ハーブティーってどんな味なんだろうね」

私はハーブティーを一口すすった、気持ちが和らぐような気がした。

「これで平常心を保てるでしょ?」

「そうだな、ありがとう」

その時、私は、田所さんを見ていた。何もかも包み込んでくれそうな感じがした。

「……」

「どうかしたんです?賀留多さん」

「いいや、何でもない」

どうして心を読み取ろうとしたんだろう。

「心が落ち着くね」

そして私は次のアナウンスが鳴るまで、食堂にたむろしていた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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