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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 (非)現実編
8/72

7話 ここの内装

私はここの内装をメモに記していった。そして個人の部屋を調べていったところ、こんな感じの内装だった。部屋名はさっき教えてくれた番号で記してある。

挿絵(By みてみん)

何か間取り図が変だ……変な間取り図を見た時の決まり文句は……〇原ァァァッ!!!だ。

「何面白いことを思いついたという顔なんだ?」

「いいや、田所さん、この紙を見てくれ」

私は間取り図を書いた紙を見せた。

「この広場は三角形なのね、少し気持ち悪いね」

「そうなんだよ、でもそう考えるしかできないんだ」

そう、通路が付いていない壁がない、そして間取り図のように通路がある、と言うことは隠し扉がない限り、広場は三角形なのだ。

「これからどうします?」

「うーん、風呂に行ってみようかな、少し落ち着きたいし」

「ではそうしましょう」

私たちは風呂に向かった、その時、着替え場所に服が落ちていた、先客がいるようだ。

「おじゃまー」

「邪魔するならかえれなの!」

そこにはぬいぐるみの子、樹砂さんがいた。

「そういうなよ、入るぞ」

そう言って風呂に入った、そこにはぬいぐるみが沈んでいた。

「ぬいぐるみ沈んでいるが、いつも一緒なのか?」

「そうなの、お友達なの」

「そうなのねぇ……ちょっと周りが赤くなっているが、気にしないでおこう」

「そうかなぁ、鼻血を出しちゃったのかもなの~」

ぬいぐるみが鼻血を出すわけがないと思っていたら……

「あれ~なの?」

ぬいぐるみから体のなにかの一部が零れ落ちた。

「あれ、これって、人の指?」

「いや……これはなの~」

「好きな人の一部をぬいぐるみに入れればずっと一緒になれる気がするってことかな」

「そうなの~」

そう言って指を埋め込んだ。いろいろと闇が深いんだなぁ。

「さて、私はあがるなの~」

そうして樹砂さんは風呂から出た。

「怖かったぁ」

「仕方ない、ここには殺人鬼もいるし、目の前にもいるし」

「私のことを言ってるの?私はやったのかすら怪しいんだ」

「記憶にないの?」

「記憶には……少しだけあるけど、はっきりと思い出せないんだ」

「そうか、時間をかけてもいいからゆっくりと思い出していこうか」

その時、如月さんが入ってきた。

「あら、おかわいいことで」

「どうかしたんだ?」

こいつの評価はうんざりだ、上から目線がする。

「まぁ、殺しをしないことだな」

その言葉は田所さんに引っかかった。

「なんて言ったのよ」

「だから殺しをしないことって言ったじゃないの」

「それ、賀留多さんの前で言わないで、行きましょ」

「う……うん」

ここまでキレている田所さんは見たことが無かった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

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