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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter5 不退転 非現実編
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2話(69話) 計画通り

周りからざわざわと聞こえてきた。そりゃ生かす人、殺す人を決めなければ、いけないものね。

「七海さん、これ、返しておきますよ」

私はペンダントを七海さんに返した、それを見て七海さんは驚いていた。

「……これの中身、見たのか……?」

「ああ、下田ヒロとセリア・ブラスコの子供だよね、分かってるんだ」

「……そっか、みんな、投票先は如月に、してくれ」

「ちょ……どうしちゃったのよ……みんな」

「命を玩具にしやがって……お前が人殺しだッッ!!!」

そうして12人の投票が締め切られ、その結果、私に2票、如月に10票が入った。

「なんで……止めなさいよ兎!」

「兎の仮面の野郎は、もうこの世にはいないよ」

そう言ったのは犬さんだった。

「だって、私が殺したの

犬さんの手には、兎の仮面の人の首が握られていた。

「う……嘘よね」

「お前の体はもう、本物なんだ、何をしようが無駄、無駄なんだ」

そう言ってやった、如月はそれに怒り、私に向かって歩き出した。

「お前の顔を殴ってやる」

その時、私の目には如月の動きが数秒前から見えていた。

「……こんなの、簡単にかわせるな」

私に届く攻撃は、残像のように見えるようになった。手帳に書いてあった事、レガリアの予兆がある者は、とある事をすれば、レガリアの真骨頂が見えると。

「お前の行動は無駄、何しようが無駄と言ったじゃないか」

もう、私を止められる人は、この地球上では恐らくいないだろう。

「このっ……」

私は犬さんにさらっとこん棒を持たされた。

(なるほど、これで木が済むまで、ぶん殴れって事ね)

あの時の事、クラスメイト34人殺した時の感覚を思い出せ……

「WERRRYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!くたばっとけぇぇぇぇぇええええええ!!!!」

私は気が済むまで、殴り続けた、周りの人はそれに戦慄していた。

「ハァ……ハァ……」

私はばてていた、最後は町田にとどめを刺してもらうことにした。

「もう、殺してもいいんだよね」

「いいよ」

犬さんからそう言われた。

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