59話 第一ラウンド 高目狙い
テーブルに座ったのち、5枚、カードを配られた。しかし、3ラウンドは耐えてくれって、一体何をする気なんだ……?
(こんな手札、ロイヤルストレートフラッシュを狙おうかな……)
こんな場で言葉を発した人は樹砂だった。
「ねぇ、賀留多さんのカード、3枚見せて」
「どうしてなの?」
「第二ゲームの時、見たでしょ、あの能力なの」
そして私はカードを3枚選び、樹砂さんに♡のAとQとKを見せた。
「へぇ、つむのカードと交換してほしいけど、いいや」
そして私と樹砂さんはコール、青山さんはフォールド、早乙女さんはレイズをした。
「どうしてレイズをしたんだ?」
「わたくしの勘が言ってるんです」
にっこりと言ってそういった。そして私は♤の3を好感した、だがもらったのは♤の8だった、このままだったらハイカード、つまり役無しだ。
「……私はチェックをしようかな」
「つむも」
私と樹砂さんはこの状況は不利だと思い、チェックをした。ここでフォールドをしたらよかった、だがほかの人の手が分からない限り、A-ハイカードだ、賭けに出ることにした。
「コール」
早乙女さんはコールをした、これで負けたら、損失は2700だ。
「では、オープン」
私たちの手札をオープンした。そして……
私はA-ハイカード、樹砂さんもA-ハイカード、早乙女さんはツーペア、早乙女さんがこのラウンド、勝利を収めた。
「あら、どうして二人とも、ハイカードなのよ」
「いや、ロイヤルストレートフラッシュを決めたかっただけなんだ」
「へぇ、夢があるね」
そして次のゲームが始まった。
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