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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 (非)現実編
6/72

5話 参加番号

ねこ?

そういえば、ここに連れてこられる前に番号呼ばれていた気がする、そのことについて聞いてみるか。けれど他言無用だっけ。

「私はちょっとここの周辺を歩いてくる」

「何か気になることがあったら言ってよ」

私は体育館を出た、その時、クソガキが出てきた。

「あれ?人殺しが体育館から出てきた」

「何が人殺しだ」

私は一言言ってその場を去った。

「ねぇ、まっちゃん」

「まっちゃんって……町田でしょ?」

「いいじゃないか、学校の一個下の代なんだし」

「そうだな、どうかしたんだ?」

「誘拐された時、誰かが数字を言ってたような気がしたんだ。

「数字か、私も言われた。その数字は何だったんだ?」

「たしか002って」

「偶数、やっぱりね、あなた、この黒幕とつながっているのね」

その言葉を聞いた途端、私は驚いた。

「いや……誘拐されるとき、誰かの頭に穴が開いてた……」

「その言葉、騙されない、死んで」

町田は私に向かって椅子を投げてきた。

「なんでよ!?!?」

「だって、偶数は……黒幕とつながってるんだ」

「でも私は黒幕の正体知らないって!!」

そう言った途端、椅子を投げる手が止まった。

「ちょっと待て、私が言われた番号、それは005だな……」

その時、紙を取り出し、何かを書き始めた。

「この施設に14人いる、だとしたら014まで通し番号があるはずなんだ、だとすると、偶数が7人いる事になる。だから13579と言う飛ばし飛ばしの番号で呼ばれているのかな」

「でも私は002だよ?」

「そこがキモなんだ、もし001がいたら、首謀者ともとれるし普通の参加者かもしれない、そのことは考えから外す、考えてもキリがない。すると偶数の誰かが内通者っていう可能性があるかもなんだ」

「でも内通者がいるっていつわかったんだ?」

「私は死に戻りしてるって知っているだろ?多分その死に戻りのトリガーがその内通者かもしれないんだ」

そういえば、町田は死に戻りしてるんだったな。

(だとしたら番号を教えてもらわないとな……)

「ねぇ、みんなに番号教えてもらったら?」

「黒幕に聞いてみろ、恐らく私みたいに消される」

そうか、聞いたら何かを嗅ぎつけているのかとなるのか……

「でも危険を冒さないと、何も手に入らないよ」

「そうか、聞いてみるか」

そうして私たちは数字を聞きに行った。

「私は出会った人と話してみる」

「よろしく頼む」

そして私は人に参加番号を聞きに行った。

(さて、体育館に何人かいたよな。話に行ってみるか)

私は体育館に向かった、そこには田所さんと座っている青山さんがいた。

「大丈夫?青山さん」

「田所さん、青山さんに気にかけてるのか」

「わ……わたしは大丈夫です……」

青山さんは少し憔悴していた。急にデスゲームを押し付けられるのだから。

「聞きたいことがあるんだけれど、誘拐される前に番号って言われた?」

「死にぞこないは言われたね、たしか019だった気がするんだ」

(019番……?考えられる数字は書いて行くか……紙あったな、メモメモと)

「わ……わたしは007です」

(なるほど、007番か、今のところ、順調に埋まっていっているな)

そして今書いてある紙にはこんなことを記してある。

挿絵(By みてみん)

物凄く字が汚い、でも読めるから問題なし。あとの13人にも聞かないとね。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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