53話 空想
私はゴーカートを眺めていた。
(町田が乗っていたゴーカートはこれだよな……)
私はゴーカートを発進させた。
(町田、どうして如月に殺されなければいけないんだろう)
私は一周しただけで部屋を離れた。
「よう、賀留多」
そこには七海さんが居た。
「どうも……」
「浮かない顔だなぁ、牛に頼んでフルーツスムージーを作ってもらうか?」
「フルーツスムージーね……」
あの資料を見てしまったから、浮かないが……
「行ってみようかな」
そして私はキッチンに向かった。
「やぁやぁ、元気にしてたか?」
「もぉぉ~」
牛さんがちょっとだけだらけていた。
「フルーツスムージーを作ってくれない?」
「もぉぉん」
そして牛さんはミカンを取り出し、水で洗った後、皮をむかずにそのままミキサーにぶち込んだ、そして出来上がったのはごろっとスムージーだった。
「皮ごと粉砕したけど……大丈夫なの?」
「賀留多大丈夫だ、多分」
私は勇気を出して飲んだ、味はみかんだけど、みかんの奥深さと言うか……コクがあった。
「美味い……」
これ絶対店出したら100杯ぐらい売れるな……
「そう言ってもらって、ありがたいよ」
そして私は食堂でポワポワしていた。すると犬さんと猪さんがカップラーメンを持って入ってきた。
「カップラーメン……だとッ!?」
牛さんがこんなことを言った。
「牛、アレあるよな」
「ああ、あるさ……」
出してきたのは肉……?みたいなものだった。
「やっぱりこれだよなぁ!!!」
そして肉?をカップラーメンに入れ、お湯を入れた。
「これで3分待つ!」
いつに増して犬さんはハイテンションだ。
「どうしてそんなうるさいの?」
「今の気分に茶々をいれるな、今のテンションはハイなんだぁ!!!」
そして出来上がったものをこっそり嗅いだが、うまそうな匂いだった。
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