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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter4 進む者、去る者 (非)現実編
53/72

52話 眠って

「ここで待ってて」

犬さんはそう言って忍び足でその人の背後に立った。

「……眠って」

犬さんは寝ている人に向かって拳銃の引金を引いた。テーブルには資料があったが、血で濡れた。

「こっちに来て、ここに監視カメラはないから」

私は犬さんのところに向かった、そこには外の監視カメラがあった。

「この景色、見たことないな」

「そりゃそうよ、外では核戦争が起こったんだよ」

「核……戦争!?」

「そう、そして誘拐されたのは核戦争が起こる前、これが証拠だ」

そこにはこのデスゲームの草案が書かれてある資料だった。

「年表のところを見たら何となくわかる、見て見て」

私は年表のところを見た、すると2XX4年に誘拐され、培養開始、そして同年に核戦争が勃発、地上には住めなくなり、人間は地下に住み始めたって書いてあるけど……それよりもこれの概要について気になるな……

「これの概要って、見てもいい?」

「いいけど、多分有益な情報は無いと思うよ」

私は概要をみた、そこにはこんなことが書かれていた。

世界に何かしらの要因で普通持ちえないはずの能力を持つ、通称「レガリア」を収容・捕縛し、殺し合いを強要し、そしてレガリア所有者、通称「ヘレティック」の個体数を減らしていった。だがここではそれをエンターテインメントとし、配信することで金にもならないヘレティックを金にすることで我々は私腹を肥やせる

これを見ていたらムカムカしてきた。

「ねぇ、これ見てたらちょっとムカついてきた」

「でしょうね、かといって私もヘレティックってのを隠してるんだけどね、なぜか仮面側なんだ」

その時、後ろでドアが開く音がした。

「あー、犬か、どうした?」

「いいや、何でもないよ?」

私は机の下に隠れた、そして一つの銃声が鳴った。

「ふぅ、殺ったぞ、さて、戻るぞ、ここに居ては直にばれる」

「分かった、けどこの人たちはどうするの?」

「ほっておく、どうせ見た人はいないんだ」

そして私は如月さんの部屋に戻ってきた。

「これでわかったね」

「うん、それに、如月さんは004番、黒幕って」

「そうかもね、私は準備をしておくよ」

そして私は部屋を出て、ゴーカーゴ室に入った。

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