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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter4 進む者、去る者 (非)現実編
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50話 復讐

自室に入った私は犬さんに町田殺害の事について聞いた。

「ねぇ、町田って、誰に殺されたのかな」

「見てみる?残酷だけど」

「うん……」

私はベッドに横になった。

「あれ、どうしてベッドに寝かせられるんだ?」

「よいこよねむりやこんこ……」

そう言われながらポンポンと胸を触っていた。

「まぶたが……重くな……」

「ふふふ、寝たわね、さてと、入りますか」


「さてと、こっちに来て」

私は犬さんについて行った。

「町田ちゃんが殺された時で止まってるからね、調べてみて?」

私は町田の部屋に入った。そこには如月さんが包丁を持っていた。その刃先は町田だった。

「あれ、でも眠ったのは私の部屋……」

「わざわざ運んできたのかな」

「でも私に散々人殺しって言ってたし、私の部屋で殺して、私に罪を擦り付けたらよかったのに」

「そうだね、だけどそれが出来なかった理由、なんだと思う?」

「……もしかして私の部屋に睡眠薬の成分が残留していたから?」

「おそらく長くいると如月も眠ってしまうから、わざわざ運んで殺したと私は踏んでるんだ」

「それかシナリオ通りに動かないといけないとか?」

「シナリオ?」

「ほら、殺される前にベッドの下を調べたら染みがあったんだよね、だとすると……」

私は今までの事を振り返った。

「町田は第二ゲーム後に毎回殺されていて、いつも同じ場所で殺されていると、そして毎回殺してるのは如月としたら……」

「如月は私たちとつながってるって言いたいのね」

「そうなんだよね」

「正解、仮面ズは如月を黒幕と言ったら殺されちゃうからね、言えなかったんだよ」

「へぇ、言えなかったんだ」

「まぁ、真実に近づいて行くにつれて、話そうと思ってたけど、言われちゃった」


そして起きた。

「これでわかったでしょ?黒幕の正体」

「でもこのゲームを開催しようと思った理由、なんだろう」

「それも暴かないといけないのね、分かった、私も動いてみよう」

「ありがとう、ママ」

「どういたしまして……ってママ!?私はママじゃないよ!?」

「いいや、ママでしょ、今までの事を踏まえて、言う、賀留多エル……」

「……そうだよ、ママだよ」

その顔には、何か懐かしみがあった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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