42話 人殺し裁判
「体育館に集合してください」
そんなアナウンスがあった、誰かが招集をかけたのか……?でもほかの人たちは寝てるのに、誰が……
「あらら、招集アナウンスか、かるちゃんは行かないとね」
「……片づけないでくださいよ」
私は体育館に向かった、そこには9人いた。
「少なくなったね」
「仕方ないよ、小鳥、薄荷、楪、そして町田、4人が死んでるんだ」
そして情報交換を始めた。
「最初に、誰が町田を殺したか……」
(でもどうして私以外、寝ていたはず……もしかして、私は遅く起きた……?)
「まず、今朝の場所を聞いていこう」
早朝にいた場所を聞いて行った、自室は私だけだったらしい、そしてほかの人たちは自室の反対側にいたらしい。
「賀留多がやったのか?」
「いいや、私はやってない、それに凶器は見たのか?」
「たしか包丁だろう?それがどうかしたのか?」
「調理場に包丁入れがあっただろう、そこは鍵がしてあるんだ、そして開けれるのは、牛の仮面の人、だけど早朝には牛の仮面の人はいなかった、だとすると……」
「そうや、この中に裏切者がいるんや」
そんな月宮さんの声に、みんなが疑心暗鬼になった。
「裏切者か……誰なんだろうな」
「今怪しいのは賀留多のみ、その他怪しいのは誰だ?」
「どうして如月さんは楪さんのコインを半分もらったんだ?」
「生き残るためだ、それに文句は?」
そうだけどよ……何で人の命を踏みにじることをしたんだよ……
「ちょっとまって」
待ったをかけたのは田所さんだった。
「前聞いたことがある気がするんですよ、賀留多さんと町田さんは同じ学校出身だって」
「それがどうしたんだ?」
「殺しにくいなってね……」
「でも賀留多は同年代の子を殺してるんだ」
そんなことを掘り返されて、私は気が狂いそうだった、その時、止めたのは牛さんだった。
「やめないか」
「……なんでここに居るんだよ」
「うわさを聞き付けた、今朝、俺がいたところは調理場だが、その時に包丁が一本無かった、誰かに盗まれたと思ったが、凶器に使われていたとは……」
「そうなんですよ」
「だから、ここで宣言する、殺したやつは恨むと」
そして会議は強制終了させられた。強制終了できるんだ。
「……何が何だか分からないな」
そして次のゲームが今日だと知らされた。
「速いな」
そして私は犬さんに何か聞きに行こうと思った。
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