40話 この裏側
私は賀留多……いや、ここでは犬と言っておこうか、表の顔はドSで残忍なキャラを演じているが、本当は違う、そしてこの出来事に巻き込まれ、精神を壊されかけた人だ。
「おい、犬、これやっとけ」
「なんだよ……って死体処理か」
だけどやるべき仕事をやらないと、殺されちゃうからね。やるしかないんだ。
「……水死体か、処理は簡単だが、ミントの匂いがするな」
「そりゃ処刑に使ったの、ハッカ油だからな、匂いはきついだろうが、頑張ってくれ」
そして部屋の中は私一人になった、ここの部屋に監視カメラが付いていないのは確かだ、ちょっと無茶をするか。
「あそこの通気口から、って狭いな」
私は体を最大限に使い、通気口の中に入っていった。
「なんだろう、あの光」
私はその光を見た、そこには、プラント施設があり、そこにはかるちゃん、町田ちゃん、その他参加者の体、クローン?がずらっと並べられていた。
「何なのよ、これ」
恐らく、兎だけが知っているのか……?
「掃除まだか?」
「ああ、今ハッカ油の匂いを取ってるんだ、邪魔をしないでくれ」
危うくのぞき見をしているということをばれなくてよかった、さて、戻るか……あれ?
「太ももが……つっかえてる……」
ドアが開く音がした、猪さんだった。
「どうしたんだよ、のぞき見してたのか?」
「いいや、ネズミがいて、通気口に入ったから、私も入ったら太ももがつっかえちゃってね」
「この豊満な太ももがつっかえたのか、暴れるなよ?」
猪さんが引っ張ってくれた、そして私はギャグ漫画の論理で飛んでいった。
「おお、ミサイル」
「こらこら」
そして掃除を終わらせた、そしてかるちゃんに会わないとね……
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