37話 第四ラウンド そして運命は動き出す
「じゃ、カードを配る」
私は配られたカードを見てある決断を決めた、正直サレンダーを続けていても耐久勝ちを狙えるかもしれないが、私は攻める。
「ヒット」
そう言ったのは月宮さんだった、配られたカードを見た時、バーストだと言った。そして私の番が回ってきたが……
「ダブルダウンだ」
私は賭けに出た、Aが出る確率は今のところ7.7%、10が出てもいい、合算したら38.4%……無謀だと思うが、勝てばいいのだ!
「はい」
私に渡されたカードは、♡のK、つまり10、私の合計は20になった、21じゃない限り、勝てるが、相手がBJしているかもしれない、その場合は負けだ。
(さぁ……どうだ……どうなんだ)
私は穴と言う穴から汗が流れ始めていた、他人から見れば気持ち悪いんだろうな。そして樹砂さんがヒットをした、その後はスタンドをした。そしてディーラーはヒットしなかった、17以上なのか……?
「じゃ、開ける」
そして開けられたのは……♢のKと♤の9だった、合計19……
その時、隣のテーブルで持ちコインが0になった人が現れたらしい。
「終わりだな」
隣では薄荷さんが持ちコインが0になったらしい。すると七海さんが話しかけてきた。
「楪が……持ちコイン0になったんだってな……」
「そうだけど……」
「こんなことになるなんて、予想はできていたが……今かよ」
「いいじゃないですか、如月さんの役に立てたんですから」
「なんだって?楪……あんなペテン師……」
「ペテン師?あの方は……」
「もういい、お前はお前じゃなくなっている、どうしちまったんだよ」
後ろでは薄荷が膝から崩れ落ちていた。
「……ちょっとあのペテン師を殴りに行く」
七海さんは殴りに行こうとしたが、処刑タイムが始まろうとしていた。
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