36話 第三ラウンド クアッドエース
賭けコインを出した時、早乙女さんの手つきが少し怪しく思えた、どうしてなのだろう?
「じゃ、カードを配る」
なんでディーラーがちょっと不機嫌なのよ、さっきバーストしたからなのか?
「あなた、イカサマしたわよね」
そういうのは如月さんだった、そして言った相手はさんだった。
「あれ、なんでそう思うの?」
「あなたのぬいぐるみがカードをめくってこようとしてるの!」
「へぇ、なら早乙女さんの事も、言わないとねぇ、事細かく、一言一句間違わずに」
「ぬぅ……」
「じゃ、つむのぬいぐるみが言ってるんです、開けと」
そうして如月さんの二枚目のカードをオープンさせられた。それは♢のKだった。
「なんだ、つまんないの」
そしてヒットするのは早乙女・私・楪だった。
「ちなみに、つむ、初手で21です」
まさかのBJ宣言だったのだ。そして私に配られたのは♡の2だった。
「わたくしはもう一度、ヒットします」
3枚の合計が11じゃなかったのか……?
そうして早乙女さんに4枚目のカードが配られた時、場に出した。
「クアッドエース、これで勝ちなんでしょ?」
4枚のAを出した、残りの山札のAは2枚だけだった、とんでもない確率だな……
「ならあがり、出てけ」
「言い方ひどいです」
そうして早乙女以外の行動が終わり、ディーラーの行動が始まり、1回ヒットをした。そして結果発表の時だ。
勝ったのは早乙女・樹砂の特殊勝ち組だった。
「ずっこ、BJとQAはずっこ」
「いいじゃないの、ルールであるんだし」
そして持ちコインが0になった楪さんが脱落することになった。
「続けます」
ディーラーがこんなことを言った、下位二位と言うことは、向こうとが先に終わってくれたら……
早乙女 winner
如月 4000
月宮 3500
賀留多 2500
樹砂 4750
楪 loser
秋月 2500