33話 予想通りのゲーム
エレベーターが止まったと感じた時、目の前にあったのは、二つのテーブル、第一ゲームの時のテーブル配置、だが、一つのテーブルに椅子は7席あるが、もう一つのテーブル、椅子が6席しかない。
(つまり、7席テーブルだと死ぬ確率が少なくなる、と言うことは、6席テーブルだと、ハズレだ)
「では、降りてくださいねー」
猪の仮面の人が言った、そしてエレベーターが閉まり、ルール説明が行われていった。
「まず、ゲーム名はブラックジャック、医者の方じゃないですよ。初期コインは3000、賭けるコインは500固定です」
すると町田がボソッとこんなことを言った。
「専門外だな」
「細かな説明ですが、スプリットあり、ダブルアップあり、サレンダーあり、そしてAが4つ来た時点で勝ち上がり確定です、そして持ちコインが0になり次第、終了、下位2名が脱落します」
(なるほど、先にコインがなくなったら終わりか……)
「では、席についてください」
その時、誰かが声を上げた。
「そのメダルは譲渡可能ですか?」
「譲渡可能ですよ」
「なら如月さんに1500枚上げます」
何やってんだ……と顔を見たら、楪さんがそう言っていた。
「でも、生き残れる確率は減りますが?」
「いいんです、如月さんが勝つならば」
私は楪さんの心を読んだ。
(何かに心酔しているような……催眠か……?)
そう考えていた、そして席について行った。これから第二ゲームが始まるのだ。
ルール説明
初期コイン 3000
賭けコイン 500固定(ダブルアップの場合、1000)
スプリットあり サレンダーあり ダブルダウンあり
クアッドAが来た時点で勝ち上がり
持ちコインが0になり次第、脱落
場に出たカードは以降、ゲームから除外される。ただし脱落者が出たらリセットされる
サレンダーした時、賭けコインの半分が手に入る
ブラックジャック(二枚で21)の場合、賭けたコインの1.5倍もらえる
行動は各ラウンドで2回のみ
Aは1でも11でもとらえてもよい、ディーラーは21を超えないように調整してもよい。
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これからブラックジャックの席、また勝敗を決めるため、実際にやります(にっこり)