表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter2 白とクロ (非)現実編
32/72

31話 夢見の能力

私は起きた時、風呂場にいた、なぜか力が湧き出てこない。

「あれぇ、今日も夢を見るんだぁ、でも力は出ないはずだよぉ?」

「ここって……風呂場なの……?」

「そうだよ?あの殺人事件が起こった風呂場、その時のままだよぉ?」

見渡したら二人がいた、一人は血を流してる、もう一人は加害者なのだろうか?

「でもぉ、もうそろそろしたら力が戻るでしょぉ?」

「でもなんで力が抜けてたんだろ……」

「それはね、襲ったからだよぉ?暖かかったよぉ?ちなみに服を着せたのも、私だよぉ?」

いつの間にか服を着せられていた、私は立ち上がった。

「よし、この惨状を見てみようかぁ」

わたしと犬さんはここまで仲良くしてくれるのかが疑問だった、利用されているのか……ただただ楽しいからなのか……そもそも夢だ、どうしてこんな鮮明なのだろうか……?

「どうして私たちと仲良くするの?」

「そういう事ね……理由か一つ、勝ち馬に乗るだけの話だ」

そうして被害者の顔を持ち上げた。

「この顔、知っているか?」

その顔は、全く知らない顔だった。

「まったく知らないな……」

「だよね、私は運営陣の顔を全く知らないからねぇ、誰だか分からないんだぁ」

「そうなのかぁ……」

「外に出てみようか、何かあるかもしれないし」

そうして外に出てみた、そこには走ってくる仮面の人がいた。

「これって、動かないのよね」

「そうだよぉ?だって、夢の世界だもの、時間を止める事、簡単だものぉ」

そうして何かをメモしていった。

「なるほど?ならあの人は辰か、それで加害者が誰だかなんだよね」

そうして風呂場に戻り、加害者の顔を覗いた。

「……なるほど、こいつだったか」

その顔は、如月さんだった。

「参加者が運営陣の人を殺害、でもその理由が、風呂を覗かれたのが原因かな」

如月さんは風呂に入る時だったらしい、その時に辰が入ってきて、そのまま殺したのかな……

「おっと、もうそろそろかな、起きる時間だよ」

その時、私は電池が切れるようにばたりと倒れた。


「おはよう、かるちゃん」

「ん……あれ、太ももに埋もれてた……?」

「そうだよ?おはよう」

「おは……よう」

私は太ももに埋もれていたらしい。その時、あのアナウンスが鳴った。

「これから一時間後に第二ゲームを開始いたします、時間になりましたら中央ラウンジに待機願います」

あと一時間、その時間をどう過ごすか、考えていた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!

評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ