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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 (非)現実編
3/72

2話 暖かい罪

すると、隣で大きな声が聞こえてきた。

「あー!!!あの人だ!!」

私を押しのけ、その人は黒い服の人に抱き着いた。

「ふぅ……見つけたんだから、ほら、みんなを殺しちゃってよ」

「いや、私のポリシーに反するから無理だ」

「どうしてなのよ、だって、女子がいっぱいいるもの」

私はどういう事かを聞いた。

「どうして女子が嫌いなの?」

「だって、女子は私を腫れもの扱いにしたんだ……」

「私が話す方が早いか、私は巷で有名な性犯罪者だ、ただしその標的が男じゃなく、女子だったんだ、暴走しちゃってね」

そう言っていると、黒服の腕が女子嫌いのこの股に引っ張られていた。

「もう一度、お願い」

「いやあの時は暴走してたから」

そして私はここの周辺を探索し始めた。

(なんだ、このモニターの数字は、14?何の数字何だろう。それに通路が3つある、2つは個人部屋、なら残りの1つは何だろう)

私は個人部屋につながる通路以外の通路に向かった。

(なるほど、風呂に食堂、キッチン、そして娯楽室に筋トレ室、いろいろとあるな。それに体育館もある、プールもあるのかな。にしてもここに入る入り口がない、不思議だ)

私は風呂場に行った。

「あれ、誰?」

そこには知らない人がいた。

「いや、あの……」

「大丈夫、ここ女の子しかいないから」

女の子しかいない、そういえば風呂場の入り口が一つしかなかったな。混浴だと思ったら女湯だけだったのか。

「あの……名前は?」

「田所アンジェ、あなた、私を見下していないの?」

「いいや、私たちとほぼ同じ立場だと思うけれど」

「にしても、ここはいいじゃないの、人を見下す人があまりいないから、それに綺麗な風呂に入れるから」

「そうなの?ということは貧乏な家庭だったの?」

「いいや、いつも入る風呂は茶色だったんだ」

その腕にはリストカット痕があった。

「この腕気になるのか?まぁ、死にぞこないには気になると思うけれどね、これは気持ちいいんだ」

「へ、へぇ」

「まぁ、いいか、よろしくね」

そして田所さんは風呂から上がった。

「私もついて行っていい?」

「この死にぞこないに?いいよ」

私は田所アンジェさんと一緒にここをまわることにした。

「ここって、どういう構造になってるんですかね」

「しらない、けれどただものじゃないと思っているんだ」

私たちは食堂に入った、そこには机と14つの椅子があった。

「これって、食堂だよね」

明らかに気分が落ち着かない内装だが、ここでご飯を食べることになっているのかな。


最後まで見てくれてありがとうございます。

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