27話 隠されていた楽しみ
私たちは風呂を上がり、体を拭き、服を着た、犬さんは着替え場所の壁を叩いた。
「確かここあたりにアレがあるんだよねぇ……」
「おっ?まさかアレか?」
「アレって?なんなの?」
壁を叩いた途端、冷蔵庫が壁から現れた。
「これこれ、風呂終わりのコーヒー牛乳だよな」
どうやらコーヒー牛乳しかないらしい、どうして普通の牛乳がないのよ。
「ここにコーヒー牛乳しかないのって、お前の趣味か、冗談じゃねーよ」
するとほかの仮面の人が着替え場所に入ってきた。
「……まだ女湯の時間だったか」
「キャー」
「なんで参加者と一緒に入ってるんだ……」
「いいでしょぉ?」
「ぬぅぅ……」
そうして男共は外に出ていった。
「しかしぃ、牛乳の隠し場所がばれちゃったかぁ」
「いいじゃないのよ、みんなの憩いの場になればいいんだ」
こうして私たちはコーヒー牛乳を飲んだ、これはこれでいいじゃないか。
「じゃ、私は寝るよ……」
「おやすみぃ~私も一緒に寝に行こうかなぁ」
「犬、やめとけ、行ったとしてもぐっすり寝てるから襲えないぞ」
「でも今すぐ行かないとね」
そうして私はベッドにうつ伏せになった。
(コーヒー牛乳も、よかったな……)
私はそう思いつつ、眠りについた、誰かがドアを開けた気がするけど、気にしない気にしない……
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