25話 過去の罪、今の快楽
七海さんは少し暗い声で楪さんとの関係を話し始めた。
「出会いはとある人夜だっけな……俺は無性にムラムラしていた、どうしてかは知らないが、そこに通ったのは楪だったんだよな」
「最初から内容が濃いぞ」
「まぁ……そうなるよな、私は自分の欲を抑えきれずに楪を襲ったんだ」
「そうですよねー、ダーリン」
「俺は女だが」
「そういわないでくださいよ~」
そうして事細かに離し始めた。
「ニュースで見たかもしれないが、俺は性犯罪者っていうレッテルが貼られているのを知っているか?」
「いいや?家にテレビは無かったな……」
「そうか、なら知らないのなら、あの惨状知らないんだな」
「あれは気持ちよかったです~」
「こら、俺に近寄るなよ……他人がいる前でそんなこと、できるわけないだろ……」
「恥ずかしがってる~」
「賀留多、俺から話は以上だ、俺は個人の部屋に行ってくる」
そうして七海さんはゴーカート室から出ていった。
「楽しそうだな……」
そうして私はゴーカートを走らせた。
(さっき、ドリフト合戦だったけど、どうしたら私にもできるのかな)
私はあんな走り方をしたい、覚悟を決め、勢いよくハンドルを曲げた。
「おおおおお!?!?」
見事にコーナーをドリフトで走り抜けた。
「たのしー」
そうして私は飽きるまでドリフトし続けた。
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