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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 非現実編
15/72

14話 過去と未来の結びつき

私は一旦落ち着くため、食堂に向かった。

「いつの間にか開いてたのね……しかし、ここの壁とか、床、頑丈だな、どういうものでできているんだ……?」

私は何も食わず、椅子に座っていた。

「……太陽を見てみたいな」

その時、町田さんが食堂に入ってきた。

「そんな通夜みたいな雰囲気を出すなよ、ほら」

「でも、人が死んだら……あんな感じになるよね」

「そうだが……ほら、ホットミルクを飲めよ」

そうして目の前に出されたホットミルクを飲む気になれずにいた。

「そりゃ飲めないよね、私は慣れているから、大丈夫だけどね」

「……そうだね」

「私、死に戻りしてると言ってるよね、そのことについて話したいんだけれどね、いいか?」

「うん……話して」

そして町田の過去について話し始めた。

「私は連れてこられた時、今のあなたと一緒の感情だったんだ。そして第二ゲームが終わったとき、私は、今の時間帯に戻ってたんだ、それで、第一ゲームの犠牲者が、キミなんだよ」

「それって……どういうこと?」

「わからない、それで、ここの調味料の違和感、気が付いた?」

(たしか4番の調味料が無かったよな)

「それって、4番の調味料の事か?」

「そうだ、私が用意したわけじゃないんだ、それに、ウサギ、犬、猪の仮面がある、どういう事が分かるか?」

(ウサギと犬、猪が入っている物……)

「干支……?」

「ああ、そうだ、その中の一人が、その中の裏切者だと私は思ってるんだ」

「でもほかの人は見たことがないんだよ」

「そうなんだよ、他のゲームに出てくるのかもしれないし、出てこないかもしれないんだ。それで、ここまで行って何か察することはできるか?」

(調味料の4番が欠番、十二支……そして裏切者……)

「誰かが私たちを助けようとしてるの?」

「そうかもしれない、それと、参加者の中にも、裏切り者がいる。気を付けた方がいいね」

そう言って、町田は食堂を後にした。

「ホットミルク、おいしい」

私も食堂を後にした。廊下には仮面を着けた人がいた。

(知らない仮面の人だ……虎の仮面と蛇の仮面と羊の仮面の人かな……)

私はそのまま自室に入っていった。

(しかし、疲れた、洗顔をして眠りにつくか)

私は顔を洗い、そのままベッドに横たわった。

「失礼しまーす」

誰かが扉を開けてきた。その声は聞いたことのない声だった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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