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{完結済み}アンラウンドゲーム  作者: 猫こんた
chapter1 甘い果実と苦い現実 非現実編
14/72

13話 本当の事

そして、もう一つのポーカーが終わった。

「ではぁ、結果発表ぅ~」

「まず、持ちチップが多かったのは、七海さんの33500枚、すごいねぇ」

その時、町田が本当に驚いているような声を出した。

「ウェ!?」

「そりゃそうなるよねぇ、ゲロゲロぉ。そして、最下位の子を発表しまぁす♡」

モニターが上から現れた。上から物を出すの好きなのかこいつらは……

「最下位はぁ、小鳥さんでしたぁ、所持チップは-33500でしたぁ」

その時、青山さんがへろへろと座り込んだ。

「よ……よかったぁ~」

「こ……このゲームは狂ってやがる……それに、死ぬって……嘘なんだろう……」

「嘘ってぇ……言いましたぁ?」

犬の仮面の人は銃を持ってこういった。

「じゃぁ、これは何でしょうか」

「それは銃だろう……偽物の……」

いや、あれは本物だ、ぬいぐるみに風穴が空いているのに。

(気が動転してる)

「ほぉらぁ、偽物だったら、頭に突き付けて、撃ってみてくださいよぉ」

その銃を小鳥さんに握らせた途端、その銃が落ちた。

「あ……ああ……」

「あれぇ?自分で決めれないのならぁ、スペシャルな処刑場を用意したからぁ、行ってらっしゃぁい♡」

その時、小鳥さんの首に何かが巻かれた。

「ガッ……助けッ!!!」

手を伸ばしたが、届かない。その時、犬の仮面の人がこういった。

「見に行きましょうかぁ、ウサギさんが、本当のことを言っていたのかぁ」

私たちは是非を言わなくても、無理やり、連れていかれた。ある人は興味から自分から歩いて行く人もいれば……押されて歩く人も。そしてたどり着いた先は、小鳥さんが十字架に両手首を括り付けられているところを……

「本当に何をするんだ……やめてくれ」

小鳥さんと私たちには一つ、金網があった。

「もうすぐかなぁ」

すると、奥から男たちが小鳥さんを殴っていった。

「ゴフッ……ガハァ」

その光景は、もう見ていられないほどだった。

「うっ……おえぇぇぇぇぇ」

むごすぎて吐いてしまう人もいた。そして、その亡骸は……何も言いたくはない。

「ではぁ、戻りましょうかぁ」

その時、私たちは目の前の死に……唖然とするしかなかった。

「……どうして、こんなことに……なったんだよ……」

「どうしてなんだ……どうしてなんだよぉぉぉぉ!!!!」

その日のゲームは終わったらしいが、私たちは通夜みたいな雰囲気になった。どうしてここに連れてこられたのか、未だ分からない……

最後まで見てくれてありがとうございます。

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