12話 3ラウンド目、一撃必殺。
現在ポジション
SB 秋月
BB 小鳥
UTG 賀留多
EP2 七海
MP1 田所
MP2 薄荷
BTN 七峰
「ではぁ、カードオープンしてくださぁい」
私はカードをめくった、♤の2と7だった。そして田所さんがちらっと見せてくれた。♤の6と♡の10だった。
(少し手が悪いな、それにこれに勝つ必要がないんだ、ただ最下位を避けるんだ)
私はフォールドした、すると七海さんと小鳥さん以外、フォールドした。
「なっ……」
(七海さんと小鳥さん以外、手が悪かったのか!?)
そうして3枚のコミュニティカードをめくった、二人は夢中になってみていた)
私は二人の心を読んだ、七海さんの心は……何も読めない、どうしてなんだ……?
(なんだこの黒く渦巻いた心は……)
私は小鳥さんの方を見た。
(強そうな顔をしている、強い手なのか?)
すると七海さんがこんなことを言っていた。
「レイズだ、小鳥、お前もそうだろう」
「……ああ、勝負は一位じゃなきゃ、意味がねぇもんな!レイズだ!」
こうしてベットされているチップが4250枚になった。
「小鳥ぃ……これからはチェックだよなぁ……」
七海さんからはオーラが出ていた、何のオーラかは分からなかった。
「ああ、これ以上、賭けても意味がない、正真正銘の一騎打ちだ」
「フフフ……なら、めくってくれ」
4枚目のコミュニティカードをめくった。
「……そうか、なら、私はオールインだ」
小鳥さんはオールインをした、そして、七海さんはこう言った。
「ッハハ……」
どこかかすれた声で笑った。
「ハハハハハハハハハ、面白いなぁ!小鳥ィ!俺もオールインだ!さっき言ったこと、やっぱやめたは無しだ!!!そしてこれで後の勝利を買う!」
こいつら……気が狂ってやがるッ!!
「これこそポーカーだ!いいねぇ!」
「これってぇ、もう最後まで進めちゃってもいいかなぁ」
ドン引きした声で二人に呼びかけた。
「いいよ!!!もう、止まることを知らないんだ!」
そして5枚目のコミュニティカードをめくった後、小鳥さんはこんなことを言った。
「KとJのツーペアだ!!!」
その時、七海さんの空気が凍った。
「へぇ、そうなんだ」
そう冷えた声でカードを叩きつけた。
「♢のA-K-Q-J……そしてJOKERの10ッ!!!ロイヤルストレートフラッシュだ」
「……は?」
それは最上級の役、何も勝てない、最強の役だった。そして私たちの手もオープンしていった。
「そんな……はずは……ないだろぉぉぉ!!!」
そう、小鳥さんの現在のチップは-33500枚、JOKERで16750枚が二倍になっている。そして七海さんの持ちチップが33500枚、とてつもないことになっている。それに気が動転した小鳥さんは七海さんに殴りかかった。
「それは許しませんよぉ」
犬の仮面の人の乳壁で拳がはじき返された、そして隣のゲームが終わるまで、私たちは待った。
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小言
これ実は一人ポーカーしているときに出てきたんです、最初はやりすぎだと思ったが、そのまま出しちゃいました。この後が楽しみですねぇ……(ゲス顔)