パーゲーム 謎の場所
私は賀留多 ライ、高校3年だ、私はいつもの道を通り、見慣れた風景、見慣れた車を自転車で横切っていく。つまらない日常だ。私の代の中学校の友達はいない、いつの間にか消えていたのだ。私と連絡を途絶しているのかもしれない。
「つまらないな」
どうしてか知らないけれど一人暮らしだ、両親はいつの間にか消えていた、血に濡れていた。
「興味ないな」
そして私は金を稼ぐ手が無いので夜、立ちんぼで生計を立てていた、だけれど数年で女性は壊れる、私も数年の命なのだろうか。
「あの黒い車、見たことないな」
私は見覚えのない車を見つけた、引っ越ししてきた人なのかもしれない。
「遅いな」
私は黒い車を抜かし、急いで学校に向かった。
「賀留多ちゃん、今日は早いのね」
この人は先生だ、この学校の生徒はやんちゃだ、だけれどこの人は学校に不釣り合いなほどやさしい。
「このぐらいです」
「そうなのね」
そして話をしていたら、先生の頭にほくろが出来ていた。血。
「あれ、どうしたの?」
全く動かなくなった、ゆすっても、叩いても。
「先生?」
その時、私の目と口に布が巻かれた、声を上げる前に体が引きずられていった。そしてエンジン音と男たちの声が聞こえてきた。
「002確保、そちらに向かう」
そして私は車の振動に頭を打った、そして記憶がここで無くなった、そしていい匂いが匂ってきたと思ったら、私はスコンと眠りについた。
目が覚めると、ベッドの上だった、壁は白と赤色が市松模様のように広がっていた。
「ここは?」
どうやら個室のようだ、誘拐されたのかな。おっさんたちをからかいすぎたのかな。
「逃げないと」
私は窓を探した、だが厚い鉄板で封鎖されているようだった。
「先生?」
見渡しても先生はいなかった。
「引き出しに何かあるかな」
引き出しを開けた、そこには、私の代の中学校の集合写真だった、だが、それを見た私は嘔吐した。
「なんで……この写真が」
私以外の顔に、その子の血で×がついていた。
「どうして……どうして」
そう言いながら外に続くドアに手をかけた。
「うっ……誰か」
私は昔の記憶を無理に思い出されたショックで気を失いそうだった。
「誰か……」
そして私の意識は闇の底に落ちた。
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