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見ないとユリカ

作者: 福島邑

 様々なメディアで太平洋戦争を反省する作品は多く「あの時に自分がいたら何か出来ただろうか?」などと自問自答する人はさらに多いと思います。

 竜馬がいたら信長がいたら違っていたという作品もありますが、現在の地球はその大戦前の頃と同じ類いの選択を求められていないだろうか。

 すでに、竜馬の様に行動を起こしている者、信長の様に先を見ている者への参考になるものをと、この企画を起こしました。

第1楽章

「その音楽は宇宙にずっと昔から存在していて、彼の手で発見されるのを待っていたかのように純粋だ」(アインシュタイン)

 少しうつ向きのモーツァルトがピアノ線の振動を見詰めている。


 75000年前、ホモ・サピエンスを中心とした文明は、音楽と数学が分かれずに発達したものだった。

 大雨の中、ソリが「ルオパン」と呼ばれる鍵盤を弾くと、魔方陣が何層にも描かれる。

 やがてソリの視線の先にある川上から鉄砲水が現れた。

 水圧で前面の魔方陣が壊れていくが、ソリは新たに魔方陣の堤を重ねていく。

 重ねられる数より壊れていく魔方陣の方が多い。

「いかにウィザードNo.2といえども御1人では…」と丘の上に避難していたクアドリ(31)が続けて呟く。

「やはりウチのマジンも助けに行かせるべきじゃないかな…」

「間に合うよパパ」と虚空を見詰めながら冷静に話すクアドリの娘ユリカ(10)。

「またこの子供は適当なことを言うな」と中年の女性ゲシュロセネから注意を受ける。

「そうか…そうだなマジンが1機行ったところでウィザードの足手まといになりかねないからな」とクアドリの独り言が女性の批判を遮った。

「危機に際してはバラバラに考えることが必要です」という言葉を先に魔方陣からウィザード・アスカ(27)が現れる。

「バラバラが必要?」とゲシュロセネが聞き返す。

 ソリの周りにもバラバラに魔方陣が現れ、フィガロ達ウィザードの仲間が加勢する。

「読んでいたのかな?まさかな」とユリカの震える幼い手を見るアスカ。

 

未完


 日本人が「モーツァルトメドレー」を違和感なくBGMに使える作品設定があればとこの「魔法のプログラム」という、無理矢理な設定を考えてみました。

 日本人が主人公の「魔笛」では魔法の音楽で様々な難問を解決?していくモーツァルトの有名なオペラです。

 また西洋の音楽はある数学から始まり、最新の宇宙理論に度々その数学が現れます。

 さらにアインシュタインの冗談?を真に受ければ太古の世界に「モーツァルト」を召喚出来るかと思いついた次第です。

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