消えかけた灯
幼い日々に憧れていたお姫様になりたくても、大人になった現実は辛く切なく悲しいものだった。
シンデレラに憧れを抱いていた幼き日々
今でもシンデレラになれたならと願う日々
現実は、そうもいかず魔法がとけたままで
私の王子様は来てくれない
王子様は『さよなら』の手紙を残し去っていってしまった
腑抜けになった私はただただ呆然と立ちつくすだけ
時折頬に伝わる涙の雫が私の胸を張り裂く
何回同じ人にフラレれば私は分かるのだろう?
と自分に問うてみるが答えはいつも同じで
自分の心に忠実になっているだけで
周りを傷つけてしまう事は分かっているけど
誰にも私を止められない
ご飯も食べずに働き続ける毎日
それでも良いかと思う私
私の中の時間だけが止まってしまっている
他の『誰か』じゃダメで貴方しか私にはいない
お互いを思いやっての別れは私は初めてで
モノクロの世界しか知らない私は戸惑うばかり
それでも最後の強がりで
貴方をもう引き止めなかった
仕事以外、誰にも褒められない私
今度は自分自身を褒めてあげよう
一通の悲しい手紙がきても仕事に行ってやりとげられた事
ボロボロになっても、『どん底に今いるなら後は這い上がるだけ』
這い上がる力が出てくるのを今はひたすら待つしかない
いつか元気になったその時は自分に花束を贈ろう
これから一歩一歩どう進んで行こうか悩める日々。