アルボラの境界門にゃん
○フルゲオ大公国 ドクサ街道 上空
オレは街道に沿ってドラゴンゴーレムを飛ばす。後続の二体は自動追尾だ。高度は二五〇を維持して速度を上げる。
境界門が開かれアルボラに直接抜けられることになった街道に入るので、まずは首都ルークス方面を目指す。大公国のすべての道はルークスに通じているのだ。
「マコト、プリンキピウムに帰る前にオパルスに寄るのを忘れるなよ」
後ろのラルフから釘を刺される。
ドラゴンゴーレムの防御結界を連結してるので別に魔法を使わなくても声はちゃんと通じる。
「わかってるにゃん、街道のチェックもしたいからある程度、道なりに飛ぶから忘れないにゃん」
このまま一直線にプリンキピウムに直行したいのはやまやまだが、ラルフたちをオパルスに降ろさなくてはならない。
「道なりって、ドラゴンが飛んできたら地上の人間がパニックするぞ」
チャドから突っ込まれる。ドラゴンを実際に見た人は皆無だとは思うが、その存在は広く信じられていた。
「ちゃんと認識阻害の魔法を使ってるから大丈夫にゃん、普通の人にはまず気付かれないにゃん」
「認識阻害もついてるのか? そいつはヤバいな」
「魔石の納品も忘れないでくれよ」
ラルフが付け加える。
「にゃあ」
魔石の納品か、それはちょっと忘れていた。
「魔石の納品を忘れたら、フリーダのヤツ倒れるぞ」
「にゃあ、チャドは大げさにゃん」
「いや、取引額を考えたらフリーダ様が倒れてもおかしくはないな」
ラルフが真面目な顔で語る。
「よほど楽しみにしてるんだな」
「そりゃあ、魔石だからなギルド全体が浮足立ってるみたいだぞ」
オパルスの冒険者ギルドのギルマスが六歳児に倒されるか。ひと悶着ありそうなシチュエーションだ。
「心配しなくてもちゃんとフリーダのところに顔を出すにゃん」
「マジで頼むぞ」
「にゃあ」
トラブルは少ないに越したことはない。
「お弁当食べても良い?」
バスケットに乗ったリーリが可愛くおねだり。
朝食を食べてそれほどたってないとかはリーリの胃袋には関係ない。
「にゃあ、いいにゃんよ」
「わーい」
ビッキーとチャスの五歳児たちにはチョコエクレアを出してやった。
ふたりは、はむはむチョコまみれになりながら食べてる。
「マコト、マコト」
バスケットのサンドイッチを摘んでいたリーリは、またいい笑顔をこっちに向けた。
言いたいことはわかったのでチョコエクレアを差し出した。
「ありがとう」
嬉しそうにぱくついてあっという間にチョコまみれの妖精が出来上がった。
アルボラとの境界門に続く南東に伸びるオパルス街道は、首都ルークスを起点としている。アルボラに入ってから西方街道、かつてのルークス街道に名前を変える。
三時間ほど飛行でオパルス街道上空に入った。
○フルゲオ大公国 オパルス街道 上空
『マコト』
念話が来た。
『にゃあ、大公陛下にゃん』
レオナール大公からの念話だった。
『いま、何処にいる?』
『アルボラに向かうオパルス街道に入ったところにゃん』
『そうか、かなり速度が出るようだな』
『にゃあ、一応ドラゴンの形をしてるから、それなりの性能はあるにゃん』
『余裕があったら俺様も作ってみたいものだな』
『にゃあ、大公陛下と宮廷魔導師がいたら本当に作りそうにゃん』
『そんなものをおおっぴらに作ったら王国を思い切り刺激するか、それはそれで愉快だが』
『王国って攻めて来たりするにゃん?』
『いや、そこまでの余裕はないんじゃないか、死霊がいなくとも我が国の境界門を越えるのはそう簡単ではないからな』
『にゃあ、そうにゃんね』
今回開かれた境界門も含めて宮廷魔導師による改造がなされている。
『アルボラに向かう街道の状態はどうだ?』
『路面は、宮廷魔導師たちが国境まで綺麗にしてくれたから問題なさそうにゃん。仕事だけは一流にゃん』
『悪いな、本来は俺様が金を出して整備させなきゃならんのに』
『にゃあ、今回はオレも儲けさせて貰ったからおすそ分けにゃん』
『六歳児にほどこしを受けているのが我が国の現状なのだな』
『にゃあ、いまの状況では仕方ないにゃん』
『なるべく早いうちにこの恩は返せるようにしよう』
『急がなくていいにゃんよ、その代わりオレの騎士や、元奴隷の人たちには目を掛けてやって欲しいにゃん』
『わかってる、それ以前にバックにマコトが付いてるのを知ってちょっかいを出すバカはもうこの国には残ってないぞ』
『にゃあ、何があるかわからないのが世の中にゃん』
『心配するな、あいつらには誰も手出しさせん』
『にゃあ、助かるにゃん』
『マコトの領民はオレの臣民でもあるからな』
『にゃあ』
『気を付けて帰れよ』
『にゃあ、また来るにゃん』
『俺様のところにも顔を出せよ』
『もちろん出すにゃん!』
大公陛下との念話が終わる頃にはビッキーとチャス、それにリーリも寝てしまっていた。後続の二体の背中ではそれぞれ話し込んでる。
街道は相変わらず通行人も馬車も皆無だ。森がどこまでも拡がってるばかりでこれといった変化がない。
たまに街があるが、街道からは少し離れている上によく見ると廃墟だったりする。
アルボラの州と国境を接している大公国南東部は、死霊の侵攻ルートから外れていたため被害は報告されなかったが、そもそも被害者になる人間が住んでいないようだ。
この辺りはなだらかな平地だが大公国の例に漏れず街道にそってある結界で、開拓どころか立ち入ることすらできない。
森の精霊も消えたことだし、これを機会に街道の結界をどうにかして開拓すればいいのに。この辺りなんか危険な獣は皆無だからいい農地になりそうなのだが。
無論、宮廷魔導師必須の開拓になるけど。
○フルゲオ大公国 オパルス街道 野営地
お昼ごはんはちゃんと地上に降りて食べる。いまは使われていない野営地に着陸してテーブルを出し、ドラゴンゴーレムたちは、いったん分解して状態を確認した。
自動補修が付加されてるとはいえ、何か有って墜落でもしたら大変だ。オレが付いてるから全身を強く打って天に還る事態は避けられるはずだが、事故はないに限る。
幸い特に問題はなかった。
「ここでもゴーレムが給仕してくれるのね」
相変わらずアレシアの目はゴーレムの値踏みをしてるように感じる。これは被害妄想だろうか?
「にゃあ、慣れると便利で手放せないにゃんね」
「確かに便利だ」
ラルフも頷く。
「ゴーレムって他にないにゃん?」
「いや、アルボラに無いだけで王都のタリスに行けば手に入るぞ」
チャドが教えてくれる。
「そうなの?」
アレシアは知らなかったみたいだ。
「マコトさんのゴーレムほど高性能ではありませんが、手には入りますね」
王都に留学経験もあるカティも知ってた。
「にゃあ、だったらゴーレムのことそんなに極秘にするまでもないにゃんね」
「盗賊は何処でもいるからその対策が重要だぞ」
「にゃあ、がっつり対策するにゃん」
盗難さえ気を付ければ普段使いOKなのはオレも助かる。
「あたしとしては、お料理はやっぱりマコトにして欲しいなあ」
そうリクエストするリーリは、二つ目のバスケットに取り掛かった。
○フルゲオ大公国 オパルス街道
昼食の後はラルフのリクエストで国境を抜けるまで馬車で走ることになった。ここからなら次のおやつの時間までには国境に到着するはずだ。
いつもの四頭立ての馬車の御者台にはラルフとチャドが乗って、残りのオレたちは荷台でクッションに埋もれた。
アレシアとリーリはすぐに眠ってしまったが、ビッキーとチャスはカティと一緒に魔法の練習をする。
「「ウォーター!」」
「「ライト!」」
「「ウォッシュ!」」
そこそこの生活魔法が威力が小さいけれどそこそこ使えるようになっていた。
五歳でそれだけ使えるなら将来有望だと思う。
「にゃあ、後は治癒魔法と聖魔法にゃんね」
「私は使えませんから、聖魔法はマコトさんが教えてあげてください、って、ちょっと待ってください! おチビちゃんたちは聖魔法を習得できるのですか?」
カティの声が大きくなる。
「にゃあ、レオンほどの適性は無いけど、ひとり分なら天に還すことぐらいできそうにゃんよ」
「それだけできれば仕事に困ることは無いと思います」
「にゃあ、将来の選択肢が増えるのはいいことにゃん」
聖魔法が習得できる特性はかなり珍しいとレオンを鍛えた後に各方面から聞かされている。
子供の時に掛けられた大公国謹製の隷属の魔法に関係があるとオレは睨んでるが、検証はしていない。
例え検証のためでも子供に隷属の魔法を掛けるなんてありえないし、もしそれが事実だったら、遅かれ早かれ試すバカが出てくる。
この世界の子供の命なんて紙より軽いのだから。
近いうちに大公国でも隷属の魔法は禁呪指定されるから、誰か気付いたとしても検証した時点で犯罪奴隷のリスクを負うことになるけどな。
そうなると多少は稼げてもそこまでのリスクを取る旨味はない。報酬の釣り合わない賭けをするヤツはいないことを祈る。
○アナトリ王国 境界門
オレの予想どおりおやつタイムにフルゲオ大公国とアナトリ王国の国境の境界門に到着した。こちらの門は街道の名前の通りオパルスに続いている。
大公国側の宮廷魔導師が閉鎖されていた門を取っ払って新しいのを設置したらしい。
「まだ、守備隊も配置してないんだな」
「これから配置されるんだろう」
両陣営ともに無人だった。
「不用心なんじゃない?」
アレシアの疑問はもっともだ。
「結界ですね」
カティがオレを見る。
「大公国の宮廷魔導師が結界を弄って害意のある人間は入り込めない設定になってるにゃん」
「そんなことができるのか?」
「出来るにゃんよ」
チャドは門をしげしげと見る。
「大公国の宮廷魔導師は半端ないな」
「見た目はあれだけどね」
リーリの突っ込みも容赦なかった。
○アナトリ王国 境界門前
おやつは境界門を抜けた先の広場に馬車を停めてテーブルを出した。フルゲオ大公国の南東街道は国境の境界門を越えるとアナトリ王国の西方街道になる。
「やっと大公国の陰気な空気から解放されたぜ」
「カティには悪いがそうだな」
チャドとラルフは深呼吸した。
「そうですね、生まれ故郷ですけど一度外に出ると解放された気分になります」
カティはいま通り抜けた境界門を振り返った。
陰鬱というか圧迫された感じがするのは街道の結界のせいだ。結界から漏れる微弱な魔力がエーテル器官に影響を与えてる。
余計な解説はせずにサンドイッチとポテトチップを載せた皿をテーブルに並べた。
「ここはもう大公国じゃないの?」
「王国なの?」
ビッキーとチャスはカティとアレシアの手を借りて椅子に乗せてもらった。
「そうにゃん、ここはアナトリ王国にゃん、今日からビッキーとチャスはアナトリ王国の子にゃん」
「「はい」」
ふたりはいい返事をした。
○アルボラ州 西方街道 上空
「にゃあ、行くにゃんよ」
おやつ休憩を終えたオレたちはまた三体のドラゴンゴーレムに乗って空に飛び立った。ここからは三体横並びで飛ぶ。
大公国に通じる西方街道は、オパルスからピガズィに行く道と途中まで一緒だ。丁字路を曲がると大公国で真っ直ぐ進むとピガズィに着く。
いまはその逆をたどっている。
「にゃあ、意外とちゃんと整備されてるにゃんね」
予想と違ってアルボラ側の街道も綺麗だった。
「にゃあ、プリンキピウムの街中より整備されてる気がするにゃん」
「単にこの辺りの方が人口が多いから仕方ないんじゃないか?」
「言われるとそうにゃんね」
眼下には小さな集落が幾つも見え麦畑が森の合間を埋めてる。
「ここまで来ると帰ってきたって感じがするね」
アレシアも下を覗き込んでいた。
パンツ見えてるにゃんよ。
「なんたって人がいるもんな」
チャドは目を閉じて頷く。
畑には人、街道は馬車が走ってる。もちろん認識阻害が効いてるので誰も空のドラゴンゴーレムには気付かない。
「マコト、大公の城に出た化け物って、魔獣だったんじゃないのか?」
ラルフが余計なことに気付いた。
「違……」
「そうだよ、アレは魔獣の一種だね」
オレが否定しようとしたのに妖精が真相をぶち撒けた。
「やっぱりそうだったか」
ラルフが見える位置にいたのは気付かなかった。
「よく倒せたな」
「にゃあ、きっとアレは魔獣の中でも弱い方だったにゃんね」
「えっ、前にマコトが倒した鎧蛇より数段強いはずだけど?」
次々と爆弾を投下する妖精。
オレに何か恨みがあるにゃん?
「やっぱりな」
ラルフが呟く。
「な、何のことにゃん?」
「プリンキピウムの森に現れた鎧蛇は戻った跡が無かったんだ、マコトが倒したのなら納得だ」
「ネコちゃん、何で報告してくれなかったの?」
アレシアにも突っ込まれた。
「にゃあ、それは」
「そんなの王都に拉致されて解剖されるからに決まってるでしょ!」
リーリが腕を組んで言った。
「「「確かに」」」
皆んなが頷いた。
「みゃああ!」
「慌てるなマコト、冒険者ギルドはおまえの味方だ、さらったりするわけないだろう」
ラルフがそう言ってくれた。
「本当にゃん?」
「だいたいマコトを捕まえられるヤツなんていないだろう?」
「そこはわからないにゃん」
「冒険者ギルドが魔獣を狩るネコちゃんとわざわざ敵対するなんてあり得ないし」
アレシアの意見が普通だとは思うが。
「オレも敵対なんてしたくないにゃんよ」
「だよな」
「王都を滅ぼしたら後が面倒にゃん、だから余計な報告は無しで頼むにゃん」
「いっそのこと口を封じちゃう?」
妖精が陽気に問い掛ける。
「「「……!」」」
「にゃお、オレの友だちに酷いことしちゃダメにゃんよ」
ほっとする冒険者ギルド関係者。
「だったら友だちじゃなくなったらいい?」
「にゃあ」
軽く同意した事に戦慄する冒険者ギルド関係者だった。
○州都オパルス 冒険者ギルド 裏庭
夕方、オパルスの冒険者ギルドの裏庭に到着した。ラルフがあらかじめ連絡を入れてるはずだからそのままドラゴンゴーレムで城壁を越えて乗り付けた。
認識阻害の結界を展開している三体のドラゴンゴーレムを消すと裏庭に姿を現したオレたちに冒険者ギルドの職員が気付いた。
「ネコちゃん、お帰りなさい!」
すぐにギルマスのフリーダ自らが裏口から飛び出してオレを抱き上げた。
「にゃあ、いま戻ったにゃん」
「本当に一日で着いちゃったのね」
「にゃあ、人間を運ぶなら何とかにゃん」
「ドラゴンゴーレムか、いいな、欲しいな」
おっぱいが顔に当たる。
既にドラゴンゴーレムの詳細も伝わっていた。
「ドラゴンゴーレムのシステムを書き換えられない人間には使えないよ」
オレの頭の上からリーリが解説する。
「システム?」
「そうだよ、システムだよ」
「教えて貰えたら使えるかな?」
「にゃあ、ドラゴンゴーレムの起動した刻印の魔法式を読み取れるならそうは難しくないにゃん」
「刻印を直に弄れなきゃ駄目だけどね」
「そんな芸当ができるなら、今頃は宮廷魔導師になってるわね」
「にゃお、アナトリの宮廷魔導師ならゴーレムのシステムぐらい読める可能性があるにゃんね」
セキュリティにはもっと気を使った方がいいか。
王国の宮廷魔導師とことを構えるつもりはないが、冒険者ギルドの面々みたいに話してわかる人間じゃないとしたら厄介だ。
だからって利便性を犠牲にするつもりはないけどな。
「潰しちゃう?」
好戦的な妖精がニカっとする。
「喧嘩を売って来たら潰すにゃん」
「なるべく穏便にね」
「そうにゃんね」
「「マコト様を返して!」」
ビッキーとチャスが両手を挙げて背伸びする。
「あっ、ごめんなさい」
フリーダがオレを下ろすと五歳児たちが両側からひしっと抱き着いた。
「あら、ネコちゃんはモテモテなのね」
「にゃあ、プリンキピウムに連れて行くにゃん」
「マコト、魔石の納品をして貰っていいか?」
フリーダとオレが話してる間にラルフが準備してくれていた。
「にゃあ」
「そんじゃ、俺も報酬を貰って帰るわ」
「私も帰ります」
「にゃあ、チャドとカティ、今回は世話になったにゃん!」
「面白かったぜ、また誘ってくれ」
「にゃあ」
「チビちゃんたちもまたね!」
「「カティ先生、さようなら!」」
ビッキーとチャスも手を振った。
ふたりを見送った後は納品だ。
「さあ、いよいよ死霊の魔石との対面ね」
ノリノリでワクワクのフリーダ。
「にゃあ、対面したいなら普通の倉庫に出すにゃん?」
「それは勘弁してくれ」
ラルフが肩をすくめる。
「にゃあ、あの四角いのに入れるにゃんね」
「ああ、それで頼む」
○州都オパルス 冒険者ギルド 倉庫
ビッキーとチャスと手を繋いで冒険者の奥の倉庫に入る。
また例の五メートル四方の磨き上げられた黒い石の立方体の前に立つ。
「にゃあ、出すにゃんよ」
「いいぞ、やってくれ!」
ラルフからOKが出た。
「にゃあ!」
前回と違って黒い石が眩しくフラッシュした。
「おお、魔力があふれてるぞ!」
ラルフがニンマリする。
「「はぅ」」
ビッキーとチャスはオレにしがみついた。
「にゃあ、大丈夫にゃんよ」
ふたりが目を開くと黒い石は元に戻っていた。
「これで納品完了にゃん」
「ありがとうネコちゃん! もうね、あちこちからせっつかれてるの!」
「にゃあ、オレも肩の荷が下りたにゃん」
「査定には時間が掛かるから、こっちで待ってる?」
「どのぐらい掛かるにゃん?」
「二~三週間?」
「にゃあ、今日のところは帰るにゃん、また今度来るにゃん」
「わかったわ、後で連絡を入れるわね、今回の依頼の報酬は直ぐに用意するから受け取ってね」
「にゃあ」
オパルスの冒険者ギルドで成功報酬の大金貨五枚と経費分大金貨三枚を貰って、オレの二〇日以上に及ぶ指名依頼は終了した。




