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ケラス入りにゃん

 ○帝国暦 二七三〇年〇九月二〇日


 ○ケラス州 境界門


 朝の内に宿泊所を出発してから途中これといったアクシデントも無く夕方にはオレたちが先日作った州境の門に到着した。

「予定をまる一日短縮にゃん」

 昨日よりも交通量が減ったので速度を上げて走行できたことが大きい。


 ケラスの境界門はオレたちがこの前、封鎖したままになってる。誰も触れた形跡がないのは幸いだ。防御結界を無視して無理やり触ろうとしたら素っ裸で転がるのでそれはそれで後始末が面倒だからな。

「この境界門はマコトたちが作ったのであるか?」

 アーヴィン様がトラックの荷台から門を見る

「にゃあ、そうにゃん、オレたちが作ったにゃん」

「プロトポロスの境界門と同じ形をしておる」

「アーヴィン様は、そんなところまでいったにゃん?」

 パッセル辺りまでじゃなかったんだ。

「大公陛下の案内で見せて貰ったのだ」

「にゃあ、アーヴィン様も顔が広いにゃん」

「最近は、マコトもそうであろう?」

「にゃあ」

 顔つなぎは営業の基本にゃん。

 開門されて先頭のジープから順番に門を潜ってケラスに入った。



 ○ケラス州 境界門前 宿泊施設


 空気が変わる。

 ケラスは森の匂いがしていた。プリンキピウムの森とは少し違う。

 車列が通過した後、境界門はまた閉ざされる。

「解放はせぬのだな?」

「にゃあ、まだ新しい街道の安全が確保されてないにゃん」

 鎖国するつもりは無いのだが、毛虫の対策もまだだからしばらくはオレたち専用だ。

 閉鎖してるといっても盗賊レベルでは越えられないだけで、宮廷魔導師なら中堅クラスなら難なく通れる。

 獣は特異種でも通さないけどな。魔獣はオレたちが戦ったヤマタノオロチまでは止めることが出来る。

 それとオレたちに悪意のあるヤツは絶対に通さないにゃんよ。

 門を抜けた車列はすぐ近くの宿泊施設の前で停車した。半透明の物理障壁がせり上がって周囲を囲む。

「降りていいにゃんよ」

「もうケラスか、マコトの乗り物はどれも速いな」

 ラルフが周囲を見渡す。

「にゃあ、当然にゃん」

「州境にも宿泊所が作ってあるのか」

「そうにゃん、今日の移動はここまでにゃん、出発は明後日の朝にするのでゆっくりして欲しいにゃん」

「森が近いのに狩りができないのは残念である」

 アーヴィン様が身体を動かしたかった様だ。

「にゃあ、ケラスの森は本当に虫系ばかりにゃん、この辺りに多くいる毛虫のガスを吸ったら石になって即死にゃん」

「ほう、毛虫はそのような毒であったか」

「瘴気をウォッシュできないと毛皮だけでも死ぬにゃんよ」

「毒抜きが必須であるか」

「にゃあ、必須にゃん」

「我輩には無理だが」

 キャサリンとエラも首を横に振る。

「そうであろうな、完全な洗浄魔法を使えるのは宮廷魔導師の一部ぐらいであろう」

「それと毛虫自体はすごく弱いにゃん」

「なんと弱いのか?」

「にゃあ、人懐っこくて可愛いにゃんよ」

 お陰で美味しいと噂される肉の出荷は諦めることになった。

「それはなんともやりづらい相手であるな」

「オレたちも毛虫は殺さないで繭から毛皮と糸を取ることに決めたにゃん」

「狩りは敵意むき出しの獣でないとつまらんしな」

「オレも同感にゃん」

「危ないから近いうちに毛虫は全部オレたちが管理するにゃん」

「毛虫を管理とは、あやかりたい貧乏領地も多かろう」

「宮廷魔導師にでも頼めば似たようなことは可能にゃん」

「金と女をあてがえば多少は協力するであろうが、長期間の拘束は無理であろうな」

「にゃあ、ずいぶんと即物的にゃんね」

「扱いやすくはあるが、高い金を払ってヤツらを狩りに連れ出す領主はおらんな、使い所はいいところ土木工事であろう」

「にゃあ、堅実でいいにゃん」

「それ以前に宮廷魔導師は、ネコちゃんみたいな戦闘力と可愛さは持ち合わせてないから狩りにはまず出ないでしょうね」

 キャサリンがオレを抱き上げて頬ずりする。

「にゃあ」

「狩りよりウチの実家みたいな悪徳商会と組んで甘い汁を吸いまくるのに忙しいですから」

 エラは実家に対して辛辣だ。

「楽に稼げるなら大概そんなもんにゃん」

「マコト様は、気前が良すぎる割に世間知らずのお嬢様でもないのが不思議です」

「ネコちゃんは可愛いお嬢さんよね」

「マコトはカズキの同郷だから、我輩の知らぬ豊かさを知る故であろう」

 居眠りをしていた姫様たちが目を覚ましてイライザと一緒にトラックから降りて来た。

 そしてちょこちょこと可愛く駆け寄って来た。

「ネコちゃんをかえして!」

「これは申し訳ございません姫様、直ぐにネコちゃんをお返しいたします」

 本当は姫様も一緒に抱き上げたいようなキャサリンだが、エラが冷たい目でじっと見ている。

 オレが無事に地面に下ろされると姫様がヒシっと抱き着いた。

 姫様は甘え全開だ。オレの姿が幼いとは言え一国の第一王女に何故こんなに好かれるのかがわからない。耳と尻尾のせいだろうか?

「「「おやかたさま!」」」

 その後をチビたちが駆け寄ってくっつく。チビたちに好かれるのはオレが保護者だからだよな。

 キャサリンがうっとりとオレたちを見ている。

「「「だっこ」」」

 四歳児たちは空気が読めるので順番にキャサリンに抱っこさせてとろけさせていた。


「「「お帰りなさいネコちゃん」」」

 宿泊所のロビーでは、復活した美女のうちケラス残留を決めた二〇人が出迎えてくれた。帰還を希望した二〇人は既に猫耳たちが送り届けている。

「にゃあ、調子はどうにゃん?」

「問題ないわ」

 美女たちに抱き上げられて次々と頬擦りされる。この挨拶は流行ってるのか?

「ネコちゃん、こちらの方々は?」

 キャサリンが質問する。

「にゃあ、盗賊の砦に監禁されていた人たちにゃん、体調が戻るまでここで静養して貰ってるにゃん」

「そうなんです、ネコちゃんたちのご好意に甘えて置いて頂いてるんです」

 元ベテラン冒険者のコリーン・ベアズリーが説明する。彼女にはいまは二〇人をまとめるリーダーをやってくれている。

「盗賊であるか、それは難儀であった」

 アーヴィン様が頷く。

「にゃあ、こちらはアーヴィン・オルホフ侯爵様にゃん」

「侯爵様ですか!? し、失礼しました」

 女性たちは慌てて頭を下げる。

「にゃあ、それであそこにいるのが、フレデリカ第一王女とお付きの騎士たちと側仕えにゃん」

「「「王女様に騎士様ですか!?」」」

 庶民から見たら皆んな貴族様だ。

「そうあらたまらなくて良い、我らは姫様の護衛ゆえ、その方らが気にする必要はない、それを言ったらマコトだって辺境伯であるぞ」

 アーヴィン様がコリーンたちを落ち着かせる。

「ええ、それはお聞きしていましたが」

「にゃあ、アーヴィン様がおっしゃるとおり普通に接してくれればいいにゃん、ここに偉ぶる人間はいないから安心していいにゃん」

「マコトの言葉どおりである、護衛の邪魔にならないように気を付けてくれれば問題はあるまい」

「「「かしこまりました」」」

 一礼する美女たちにラルフは見とれていた。

 ロン毛ウエーブの金髪王子様系男子のバクストンは余裕の笑みを浮かべてる。

「「「ネコちゃん!」」」

 キッズコーナーで遊んでいた三歳から一〇歳の十七人の子供たちがオレたちの到着に気付いて駆け寄って来た。

「にゃあ、いい子にしてたにゃん?」

「「「してた!」」」

 子供たちは声をそろえて返事をした。

「ネコちゃん、この子たちも?」

 キャサリンが子供たちを見る。

「にゃあ、そうにゃん盗賊の砦に監禁されていた生き残りにゃん、全員が孤児になったからオレが保護してるにゃん」

「こじ?」

 姫様はオレに抱き付いたまま質問する。

「にゃあ、オレの家族みたいなものにゃん、皆んないい子だから、姫様にビッキーとチャスたちも一緒に遊ぶといいにゃん」

「うん、あそぶ」

 姫様が頷く。

「「「あそぼう!」」」

 シア、ニア、ノアの四歳児たちの声も響いた。

「じゃあ、こっちにおいで!」

「「「おいで!」」」

 姫様とチビたちは子供たちに案内されてキッズコーナーに駆けて行った。すべり台だのなんだの用意してあるラウンジ脇のスペースだ。

 アーヴィン様たち警護の面々は子供たちと遊んでいる姫様を見守る位置に着く。アガサの従者のジリアンとラルフもネオケラスに到着するまではアーヴィン様の指揮下に入って姫様の護衛に協力していた。


「にゃあ、皆んなはこれからどうするか決めたにゃん?」

 女性たちに話しかける。

「私は冒険者に戻るつもり」

 コリーンがそう言った。

「私は商売の再開かな」

 続いて意見を述べたのは元商人のエレン・バトンだ。押し込み強盗で連れ去られたのだった。彼女が親から受け継いだ小さな店も焼かれてしまった。

「全然、未定ですわ」

 ラーラ・カヴィルは元貴族、貧乏な実家がカネ目当てで商家に嫁に出される途中で盗賊に誘拐されたのだった。

 実質、売られていく気乗りのしない縁談だったため、このまま死んだことにしておきたいらしい。

「私も未定です」

 以下同文が二〇人のうち十五人を占めた。

「にゃあ、この中でケラス州政府で働いてもいいっていい人がいたら、オレか猫耳の誰かに希望を伝えて欲しいにゃん」

 既に希望者がいれば受け入れることを来る途中のトラックでアガサと協議済みだ。

「ネコちゃん、それってケラスのお役人になるってこと?」

 エレンが食い気味に聞いてくる。

「にゃあ、州政府の公務員にゃん、別に偉くなるとかじゃないにゃん、その代わり衣食住はオレたちが保証するにゃん」

「ケラスのどの辺りで勤務するんですか?」

 ラーラも興味が出て来たらしい。

「しばらくはネオケラスにゃん」

「仕事の内容は?」

 コリーンも興味を示す。

「にゃあ、窓口業務や商会との折衝とか、いろいろあるにゃん」

「役人だと文字を書いたり計算したりがあるんだよね?」

 コリーンは渋い顔をしながら訊く。

「あるにゃん」

「あぅ、それだと無理かもしれません」

 ラーラが肩を落とす

「私も無理だわ、文字は読むのがやっとだもの」

 コリーンも首を横に振った。

「にゃあ、いまの皆んなは普通に読み書きも計算もできるにゃんよ」

「「「えっ!?」」」

「さっきまで本を読んでなかったにゃん?」

「「「あっ!」」」

 何人かがハッとした。

「言われてみると普通に読んでました」

 ラーラが手を挙げた。

「「「私も」」」

 更に数人の手が挙がった。

「邪魔にならないから、読み書き計算の能力は勝手に追加させて貰ったにゃん」

「そんなことが出来るの?」

「にゃあ、簡単なことにゃん、後で確かめてみるといいにゃん」

「ええ、そうする」

 コリーンの言葉に同意する女性たち。

「能力は全員問題ないから皆んなの応募を待ってるにゃん」

「あっ、あの、私はやります!」

 ラーラがまた手を挙げた。

「私も!」

 エレンも手を挙げる。続けて次々と手が挙がった。

「私もやらせて下さい!」

 最後にコリーンが手を挙げて全員がそろった。

「にゃあ、よろしく頼むにゃん」

 オレは信用できる人材を確保した。


「ネコちゃん、おねえさんたちとのおはなしはおわった?」

「にゃあ、終わったにゃん」

「ネコちゃんあそぼう」

 子供たちが迎えに来てくれた。

「にゃあ」

 子供たちのエリアがショッピングモールのキッズルームみたいなのは、幼稚園や保育所をオレが知らないからだ。

 ゾウの滑り台がいい出来にゃん。

「ネコちゃん、わたしみんなとともだちになった!」

 姫様が誇らしげに教えてくれた。

「にゃあ、それは良かったにゃん」

「「わたしも」」

「「「あたしもなった!」」」

 ビッキーとチャス、それに四歳児たちが続く。

「ネコちゃんもいっしょにあそぼう」

 子供たちに引っ張られる。

「あそぶよ、ネコちゃん」

 姫様もオレの背中を押す。

「にゃあ」

 感性が六歳児になってるオレは子供たちと楽しい時間を過ごした。


 ちなみにリーリは食堂に直行している。


 遊び疲れた姫様を始めとする子供たちは夕食の後に直ぐに寝てしまったので、今日はホールドされること無く歩き回ってる。

「にゃあ、アガサに紹介するのが遅れたにゃん、こちらの二〇人が州政府職員として働いてくれることになったにゃん」

 コリーンから順番に二〇人ひとりひとりの名前と前の職業をアガサに紹介した。

 皆んなにもアガサを紹介する。

「アガサは前の領主の行政代行官にゃん、引き続き事務方のトップをお願いするので皆んなで盛り立てて上げて欲しいにゃん」

「よろしく、皆さん」

「「「よろしくお願いします!」」」

「にゃあ、皆んなも明後日の朝に一緒に出発するにゃんよ」

「「「わかりました」」」


 続けてアガサと話をする。

「現在、州政府の庁舎と職員用の宿舎をネオケラスに作ってるにゃん、移動が終わる前に出来上がる予定にゃん」

「新しく作られるのですか?」

「にゃあ、前の建物も補修はしたけど、小さくてダメらしいのでネオケラスの郊外に新しく作ってるにゃん」

「マコト様の仕事の早さには驚くばかりです、いままでは雨漏りを直すのがやっとでしたから」

「にゃー、補助金はどうしてたにゃん?」

「半額がリベートとして王宮に戻されます。残りの半分が領主様のところに行き、更にまた半分が借金の返済に当てられていました」

「にゃあ、実際に使えるのは補助金の八分の一にゃん?」

「そうです、更にその半額が王都から派遣された我々の人件費で、残りが実際に使える予算になります」

 十六分の一が本当の予算というわけか。

「それじゃ雨漏りの修理がやっとにゃんね、それと前の領主も取り過ぎにゃん」

「ほぼ全額が先代の、いまとなっては先々代ですが、その方が遺した借金の返済に当てられていたみたいです、国軍の演習場を誘致する為に無理をされたらしくて」

「いまとなっては演習場も負の遺産なのが涙を誘うにゃん」

 田舎の寒村がリゾート開発に手を出して大赤字みたいなものか?

「補助金は実質的な領主様の救済措置だったので、こちらからどうこうは言えなかったのです」

「それでよく領地を売る気になったにゃん」

「実は数年前から補助金の打ち切りを内々に勧告されていたのです、ご高齢と言うこともあってご決断されたようです」

「跡取りはいなかったにゃん?」

「いらっしゃいますが既に王宮内で役職を得てまして、更に今回、男爵家に入婿が決定されたそうです」

「地位よりも実を取ったにゃんね」

「これもマコト様がケラスの領主を引き受けてくれたからと聞いています」

「王国軍の借金をチャラにするのにアーヴィン様が動いたからと違うにゃん?」

「王宮側もケラスが廃領になるのを恐れたのがいちばん大きいと思います」

「そうにゃん?」

「廃領となると王宮の直轄です。国庫から最低限の整備はしなくてはなりません。演習場までの街道整備費だけでも莫大な費用になります」

「にゃあ、だったら補助金をカットしなければいいと違うにゃん?」

「管轄が違うのでそう上手くは行かなかったみたいですね」

「にゃあ、組織が大きいと大変にゃん」

「そうですね」



 ○ケラス州 ケラス州境拠点


 夜も更けてからオレは地下に降りて、ケラス州境の拠点に入った。

「にゃあ、準備は出来てるにゃん?」

「「「にゃあ!」」」

 猫耳たちと一緒に地下の大ホールに行く。

 そこには生け捕りにした盗賊たちを入れた箱が並んでいる。

 ケラスに逃げ込んだが砦には行かず州内に深く入り込んで悪さをしていた奴らだ。

「お館様、今回は全部で二二〇人にゃん」

「かなりいたにゃんね」

「虫にやられた盗賊も多いので、これでもかなり減ってるにゃん」

「にゃあ、それは仕方ないにゃんね」

「魂は煉獄の炎でこんがり焼いて真っ白になるまで鍛えに鍛えまくったにゃん」

「いまは純白の魂にゃん」

「了解にゃん、では、始めるにゃん」

 オレの魔法で純白の魂に猫耳の身体を授ける。


「にゃあ、起きる時間にゃん!」


 箱が消えて裸の猫耳たちが目を覚ます。

「「「にゃあ」」」

 新入りたちはやはり自分の身体を不思議そうに見ている。

「まずは服を着るにゃん」

「「「にゃあ♪」」」

「パンツを履いたら、後ろの穴にシッポを通すにゃん、ちゃんとやらないと半ケツが出るにゃんよ」

「「「にゃー」」」

 皆んなと同じつなぎを着て出来上がりだ。

「にゃあ、おまえらは今日からオレたちの仲間にゃん、歓迎するにゃん」

「「「にゃあ! お館様にゃん♪」」」

「「「お館様、可愛いにゃん♪」」」

「「「にゃあ、抱っこさせて欲しいにゃん♪」」」


 そこから恒例となった新人歓迎のオレの抱っこ会になった。


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