昔話にゃん
○アルボラ州 ケラス街道
休憩が終わって出発する。休憩所はこのあと一般に解放されるが、州都に近いのでどれほど需要があるかは未知数だ。
「昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいたにゃん」
「あるところってどこ?」
「にゃあ、たぶんオパルスから馬車で七日ほど南に行った辺りにゃんね」
「「「ちかいね」」」
姫様とチビたちが退屈しないように昔話をする。わかりやすいようにこっちの世界にローカライズしながら話す。
『お館様、こちら廃州都アウルム捜索隊にゃん』
そこに元アウローラ・バイネスの猫耳ローから念話が入った。
アウルムは魔獣の森に沈んだケラスの旧州都の名前だ。
『にゃあ、お疲れにゃん』
念話しつつ昔話を並行して進める。
「お爺さんは森に狩りにお婆さんは川に洗濯に行ったにゃん」
「すいどうはつかわないの?」
シアが疑問を呈する。オパルスは水道が発達してるのだ。
「にゃあ、田舎にはないにゃん」
「「おやかたさま、いどは?」」
以前ビッキーとチャスは水くみをさせられていたので井戸を知っていた。
「にゃあ、川の方が楽ちんにゃん」
『お館様、ウチらは遂に廃州都アウルムを発見したにゃん!』
ローが興奮気味に報告する。
『にゃあ、発見おめでとうにゃん、場所は記録どおりだったにゃん?』
『地図のままにゃん、ただ街道が森に沈んでいるから簡単には来れない場所にゃん』
元カロロス・ダリのロロがケラスにも詳しかった。
『城壁はいまだにしっかりしてるにゃんね、にゃあ、向こうから魔獣が動き回ってる音がするにゃん』
カトリーヌ団のアナグマだったアナはケラス出身だ。
『にゃあ、お館様、伝承どおり南東から伸びる魔獣の道も確認したにゃん』
魔獣の道は、魔獣の侵攻ルートが魔獣の森化したものだ。
記録によれば幅一キロ長さ一〇〇キロに及ぶ。
『魔獣の領域に入っちゃダメにゃんよ』
廃州都アウルム捜索隊の面々に注意する。
『『『心得てるにゃん!』』』
『にゃあ、アウルムは魔獣の森にはなってないにゃん?』
『森にはなってないにゃん、城壁内のマナの濃度が半端ないから、たぶん木が育たないにゃん』
『普通の人間なら即死レベルにゃんね』
『にゃお、溜まったマナが空に放電してビカビカしてるにゃん』
『それは危ないどころの騒ぎじゃないにゃんね』
即死どころか一瞬で彫像になる濃度だ。
『危ないからしっかり距離を取って防御結界は多重掛けするにゃんよ』
『ウチらの防御結界に抜かりはないにゃん』
『にゃあ、頼むにゃん』
何かあったら、ドラゴンゴーレムでぶっ飛んで行くつもりだが、直線にしても距離がある。
「ネコちゃん?」
チョットだけフリーズしたオレの顔を姫様が覗き込んでいた。
「にゃあ、なんでもないにゃん、続けるにゃん、お婆さんが洗濯していると上流から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れて来たにゃん」
「おおきなももってどれぐらい?」
「これぐらいにゃん」
格納空間で加工して作った一抱えもある桃を再生した。
「「「おおきい!」」」
チビたちも目を丸くしてる。
「食べていい?」
オレの頭の上でリーリが甘えた声を出す。
「にゃあ、いま切るからちょっと待つにゃん」
「うん、待つのはちょっとだけだからね」
リーリが妖精のくせに時間にうるさい。
「お婆さんは桃を家に持って帰ったにゃん」
オレはお話を続けながら包丁とまな板を準備した。
『お館様、城壁内のマナの濃度はスゴいけど外には一切漏れてないにゃん、州都の防御結界はまだ生きてるみたいにゃんね』
ローから続報が念話で届いた。
『魔獣の道の反対側なんかごく普通の濃度にゃん』
ロロからも情報が入る。
『内側が濃くなるのは刻印師も想定してなかったはずにゃん、それでも結界は一〇〇年ももってるからかなりの腕だったにゃんね』
『『『にゃあ』』』
同意の鳴き声をあげる猫耳たち。
『だからってあまり近付くのは危険にゃんよ』
『にゃあ、ちゃんと距離は取るにゃん』
『お館様の言い付けはちゃんと守ってるにゃん』
『距離を取って観察にゃん』
ローが暴走しそうになったらロロが止めてくれるだろうし、例え結界が壊れて魔獣があふれ出しても猫耳たちなら逃げられるだろう。
万が一にはオレが飛んで行く。
『後は予定どおり拠点を建設にゃんね、安全第一で頼むにゃん』
『『『にゃあ! 了解にゃん!』』』
猫耳たちの声を聞きつつお話を続ける。
「お婆さんとお爺さんは桃を食べようと包丁で切ろうとしたにゃん、すると中には元気な男の子の赤ちゃんが入っていたにゃん」
「もものなかにあかちゃん!?」
「おやかたさま、そのももにもはいってるの!?」
「「「あかちゃん!?」」」
姫様もチビたちも大興奮だ。
「にゃあ、これは川から流れて来た桃じゃないから赤ちゃんは入ってないにゃん」
「そうなんだ」
姫様がシュンとした。
「にゃあ、でもお話の桃よりずっと美味しいにゃん」
オレが調整したからな。
話の途中だが桃を切って皆んなに分ける。
姫様とチビたちは、巨大桃を食べながら後半、かなりアレンジした冒険者モモタロウのオーガ退治に目を輝かせていた。
昼食の後、姫様とチビたちはクッションに埋まってお昼寝タイムに突入した。
オレも一緒にクッションに埋まってローたちから報告を受けた一〇〇年前に魔獣の侵攻によって放棄された廃州都アウルムについての情報を整理する。
過去の記録はオパルスの図書館にも残されていた。避難民からの伝聞なので正確さに欠けるのが難点だが。
公的な記録はネオケラスの州政府にあるのかも。
『にゃあ、ネオケラスの州政府はどんな具合にゃん?』
『木造三階建の領主の別邸を改造した物が州庁舎にゃん、守備隊は四人の爺さんがボランティアでやってたにゃん』
元カトリーヌのリーが一足先にネオケラスに入って調査を開始していた。
『それはご苦労様にゃん』
『事務方もお年寄りのボランティアにゃん』
『にゃあ、州庁舎も新しくしないとダメにゃんね』
『お館様、予定どおり街ごと新しくするのがいいにゃん』
『了解にゃん』
『お館様が探してるのは廃州都アウルムの記録にゃんね、たぶん資料室と言う名の物置にあると思うにゃん』
『にゃあ、図書館はないにゃん?』
『見当たらないにゃん、ただ州庁舎に図書室という名前のガラクタ置き場があるにゃん、でも本も記憶石板もないにゃん、爺さんたちに聞いたところ昔からないみたいにゃん』
「にゃあ、領主はネオケラスには住んでなかったんにゃん?」
クッションから這い出してアガサに聞く。
「はい、領主一族は代々王都にお住まいです、代わりに代官がいましたが一〇年前に亡くなられてからは不在です」
「それで良く廃領にならなかったにゃんね」
「国内でも一、二を争うほど酷い有様ですがわずかながら人が住んでいましたし、わたくしの様な行政代行官が何とか形だけ保っておりましたので」
「にゃあ、ケラスの古い記録は州庁舎にあるにゃん?」
「あるとすれば資料室ですね、それと庁舎から少し離れたところにある倉庫に保管されてます。ただこれは三〇年ほど前に鍵が紛失してそのまま放置されてます」
「開けてないにゃん?」
「はい、金銭的な価値のあるものも保管されてないそうですので」
「金目のものは散逸してるにゃんね」
「州都喪失の際に持ち出せなかったらしいので、最初から無かった様です」
「古い記録は王都の領主宅にはないにゃん?」
「はい、前領主の一族は五〇年ほど前に城壁内の邸宅を失っていますので、存在していれば王都の図書館に収容されていると思われます」
「にゃあ、王都に行ったついでに調べるのが良さそうにゃんね」
リーに念話を送る。
『聞いての通りにゃん、資料室と倉庫の二箇所にある記録をコピーして欲しいにゃん』
『了解にゃん!』
○アルボラ州 ケラス街道 宿泊所
ジープとトラックの車列は、その後も順調に走って夕方には予定を変更した一つ先の宿泊所に到着した。
防御結界でガチガチに固めてあるので、外部からの侵入はできない。
魔獣の高馬力の侵食結界でも数時間は持たせることができるので十分に反撃は可能だろう。
それ以前にここまで魔獣の侵攻を許したらいろいろ終わっている。
「にゃあ、部屋は個室で用意してるにゃん、フロントで鍵を受け取って欲しいにゃん、夕食は一時間後にゃん」
皆んなはキョロキョロしながら宿泊所に入って行く。
姫様はオレの手をしっかり握ってる。
「ネコちゃんもいっしょ」
「にゃ?」
「かしこまりました、マコト様、よろしくお願いいたします」
姫様の側仕えのイライザがうやうやしくお辞儀をした。
「オレもにゃん?」
「そう、みんないっしょ!」
「「「おやかたさま!」」」
チビたちも駆け寄って来る。
「マコトはモテモテであるな」
「にゃあ」
アーヴィン様に頭をポンポンされる。
「あーいいな、私も姫様やチビちゃんたちと一緒が良かったのに」
キャサリンは本当に羨ましそうな顔をする。
「あなたはダメに決まってます」
エラは呆れ顔。
「にゃー」
「ネコちゃんまでうなずかないでよ!」
キャサリンはダメに決まってる。
猫耳たちが宿泊所の要所要所を警戒する。
姫様の守護騎士たちも緊張した面持ちで交代で警護に入る。割当はキャサリンとエラが助言していた。
来るとしたら身代金目的で姫様を狙う犯罪ギルドぐらいか。この辺りの盗賊どもは狩られまくって絶滅寸前だからな。
呪いの追撃があるかどうかは何とも言えない。ただ式神もしくは術者がオレたちの封印結界の中に潜り込まないと有効打は打てないので、あるとしたら捨て駒の術者を使った自爆テロみたいなものだろう。そこまで用意周到に計画されてると厄介だけどな。
○アルボラ州 ケラス街道 宿泊所 レストラン
夕食は、宿泊所のレストランで食べる。
夕食会ではないので普通の四人用のテーブルに分かれて座った。
護衛のキャサリンとエラ、姫様の側仕えのイライザは後ろに控え、姫様の守護騎士たちはレストランの出入り口の内と外を固めている。
アーヴィン様はオレとリーリと姫様と一緒のテーブルに着いた。チビたちは隣のテーブルに五人で座ってる。アガサやラルフたちは時間をずらすそうだ。
ホテルと同じく給仕は猫耳ゴーレムが行う。
「ネコちゃん、この子たち、すごく可愛いよね」
キャサリンがテンションを上げる。
「壊れるから、触っちゃダメにゃんよ」
勿論、壊れるのは触った方だけどな。
「ええ、眺めて愛でるだけにするわ」
「マコト様、ゴーレムは売らないのですか?」
エラも猫耳ゴーレムを舐めるように見てる。
「にゃあ、オレは仲間を金で売ったりしないにゃん、それにベイクウェル商会には正式に断りを入れてるにゃんよ」
『ニャア♪』
猫耳ゴーレムがオレの頭に頬ずりして行く。
「平気で仲間を売る人間もいますけどね」
「それは本当の仲間じゃないにゃん、単に所属が同じってだけにゃん」
『ニャア♪』
別の猫耳ゴーレムがスリスリして行く。
「か、かわいい」
キャサリンがオレの頭に頬ずりしてくる。
「これは護衛としてどうにゃん?」
「姫様にやらないだけまだ理性が残ってると思って下さい」
エラは庇ってるのだろうか?
「ネコちゃん、このスープきいろいよ」
「にゃあ、コーンスープにゃん、美味しいにゃんよ」
「うん、美味しい!」
「すまないが吾輩におかわりを貰いたい」
「あたしもおかわり!」
アーヴィン様とリーリがスープのおかわりを所望した。
『ニャア』
猫耳ゴーレムは直ぐに新しいスープを持ってくる。
オレたちの方にはチーズインハンバーグが運ばれて来た。
冷めない魔法が最高にゃん。
火傷しない程度にだけど。
「ネコちゃん、これは?」
姫様は初めて見る食べ物だったらしい。
「にゃあ、チーズの入ったハンバーグにゃん、パンとライス好きな方で食べていいにゃんよ」
「ハンバーグ?」
チーズはわかった様だがハンバーグは知らなかった様だ。
「にゃあ、まずは食べてみるにゃん」
「「「おいしいよ」」」
隣のテーブルからチビたちも声を掛ける。皆んな口の周りが肉汁とソースで汚れていたがすぐに猫耳ゴーレムが拭いてあげた。
姫様はお上品にナイフとフォークを使ってハンバーグを口に運んだ。
「おいしい!」
「にゃあ、気に入ってくれたにゃん?」
「うん!」
ファミレスの人気メニューにハズレ無しだ。
○アルボラ州 ケラス街道 宿泊所 大浴場
夕食の後はチビたちや姫様と一緒にお風呂に入る。同じ年頃の子供と遊んだことのない姫様はキャッキャと大喜びだ。
「つぎはネコちゃんをあらってあげる」
「「「おやかたさまのばん」」」
「にゃー」
王族に身体を洗わせるなんてアウトだが、ここは遊びの一環と言うことで。
○アルボラ州 ケラス街道 宿泊所 客室
夜のうちにいろいろアーヴィン様と突っ込んだ話がしたかったのだが、ベッドで姫様とチビたちにしっかりホールドされたので抜け出せなかった。
リーリがその間に潜り込む。
今夜はこのまま過ごすしか無さそうだ。
『にゃあ、ケラス各方面どうにゃん?』
オレは念話でケラスの猫耳たちに声を掛けた。
『お館様、廃州都アウルム拠点、完成にゃん』
アウルム方面に行っていた元アウローラ・バイネスのローが答える。
『お疲れにゃん』
『拠点は大事を取って地下に作ったにゃん』
『にゃあ、それでいいにゃん、アウルムの様子はどうにゃん?』
『半エーテル体の生物が州都上をピカピカしながら飛び回ってるにゃん、夜はスゴく綺麗だけどマナの上昇が半端ないにゃん』
『生きてる魔獣のエーテル機関が濃いマナで弾けるのを観察したにゃん』
続けて元カロロス・ダリのロロが報告してくれた。
『弾けたエーテル機関から魔獣は生まれたにゃん?』
『にゃあ、ここから観察した限りそれはないにゃん、生きてる魔獣も限度を超えた濃度のマナの中にいるとエーテル機関が完全に破壊されるみたいにゃん』
『魔獣の活動空間にそこまでの濃度は想定されてないにゃんね』
研究拠点の猫耳も混ざる。
『魔獣の道はどうにゃん?』
オレは質問を続ける。
『にゃあ、魔獣の道は微速前進中にゃん』
『マナの濃度はどうにゃん?』
『こいつら共食いもするからところどころマナが濃い部分ができてるにゃん』
『それでも濃い場所で魔獣の森の浅い地点程度にゃん』
ローとロロが交互に答える。
「魔獣が喰われた場所が濃いにゃん?』
『にゃあ、そんな感じにゃん』
『州都の解放は、まずマナの濃度の引き下げからにゃんね』
『にゃあ、調査続行するにゃん』
『頼むにゃん』
アウルムの城壁内の異常な濃度のマナができた理由を調べなくてはならない。
『ネオケラス州庁舎の記録はどうにゃん?』
ネオケラスに詰めてる元カトリーヌのリーに問い掛けた。
『にゃあ、お館様、かなり手間取ったけどネオケラスに残された古い記録のコピーは終わったにゃん』
『お疲れにゃん、それでどうにゃん?』
『資料室も倉庫も状態が悪過ぎのネズミの巣だったにゃん、復元に手間取ったけど無事にコピーしたにゃん』
『にゃあ、コピーした内容はオレが整理するから後で記憶石板にするにゃん』
『了解にゃん』
『新しい庁舎には図書館も併設する方向で行くにゃん』
『にゃあ、それで頼むにゃん』
リーの格納空間に仕舞われたケラス州政府の遺した書類を共有して整理する。内容は全体の半分が帳簿で占められ、更にその半分が人事に関するもの、そして残りがその他の報告書だ。
その残りの中に一〇〇年前の魔獣の大発生で州都が失われた状況の報告書の写しがあった。
報告書に依ると大発生は、ある日、突然始まっている。
出張で訪れていた王都の文官である報告者は予兆らしきモノを何もキャッチしていなかった。
夜中に突然、警報が鳴り響き守備隊の指示で西門からほとんど着の身着のままで街を飛び出してる。
その直後、南門が破られ魔獣が州都内に侵入した。
州都を守る結界が激しく反応し稲妻が走ったと記されてる。
逃げ遅れた人は門を出ること無く一瞬で息絶えた。
中には彫像と化した者もいたとある。
報告書から魔獣が入り込んだ瞬間、マナが人間の即死レベルを越える濃度に急上昇したのが読み取れる。
彫像病はエーテル器官の異常が原因だが、そのトリガーの一つがマナの濃度の急激な上昇だ。同じく全身が彫像と化したシャンテルとベリルの父親ジェド・ダッドの例からすると地底湖並の濃度になったことが伺える。州都内で魔獣のエーテル機関が破壊されるのも納得だ。
報告者は門の外にいたが、中を見渡せる距離で無事だったことからマナを漏らさない結界が張られていたことがわかる。
ローの報告からも結界はいまも健在だ。マナの遮断は防御結界の一部で、それほど珍しいものではない。
この結界のおかげで濃いマナを好む魔獣は州都内に集中し、一〇〇年後の現在も魔獣の森の拡大が阻止されている。
その後、数回の調査で魔獣の道が確認されたが、八〇年前の調査を最後に州都は完全に放棄された。
他の資料も当たったが、なぜ州都アウルムが突然魔獣に襲われたかがわからない。理由に上げられそうなマナの上昇は報告書からすると魔獣が州都に突っ込んだ直後だし。魔獣をピンポイントに州都へと引き寄せた理由が不明だ。
データを更に遡って州都に変化がないかチェックする。
気になったのは魔獣の大発生が起こった五年前からの彫像病の死者の増大だ。
その前までがほとんどゼロで推移していたのが、大発生の五年前を境にいきなり十二人、十五人、二一人、二七人、三三人と数を増していた。
大発生の五年前から州都の中で彫像病を起こすレベルの濃いマナが発生していたのだろうか。
いや、それだったら住人が何か気付くのでは? いくら無味無臭でも魔力に敏感な人間ならわかるはずだ。
それと大発生後の魔獣すら殺す濃いマナは何処から来てるのだろう?
プリンキピウムも過去に魔獣の襲撃を受けたがマナの濃度が跳ね上がった記録もないし、魔獣に占拠されることも無かった。
鎧蛇一匹と魔獣の道が出来るほどの大発生を一緒くたにするのは乱暴だが、その違いも気になる。
その差はなぜ出来たのだろう?




