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冒険者ギルドに挨拶にゃん

 ○プリンキピウム プリンキピウム寄宿学校


 ポーラの両親に挨拶した後、いまはホテルの付随施設になった寄宿学校に顔を出した。

「「「ネコちゃん!」」」

 寄宿舎と一緒に建てた校舎から子供たちが飛び出して来た。

「「「おやかたさま!」」」

 それにシアとニアとノアも速い。

 ビッキーとチャスそれにメグはその後だ。久しぶりの再会で話が弾んでいるらしい。歳相応の笑顔を見るとホッとする。

「にゃあ、皆んな元気にしてたにゃん?」

「「「してた!」」」

「にゃあ、初めて見る子もいるにゃんね」

 それも少なくない。全員が小学生ぐらいだ。手を繋いでる子たちは姉弟かな? いずれも緊張した面持ちでオレを見ている。

「お帰りなさいマコトさん、二〇人ほど新しく入って来ました」

 まだ十一歳なのに校長代理をしてくれてるアシュレイが教えてくれた。校長が公称六歳のオレだから問題ないはず。

「にゃあ、ベッドは足りてるにゃん?」

「まだ余裕がありますから問題ありません」

「にゃあ、それは良かったにゃん、新入りの子はまだ寄宿学校預かりだったにゃんね」

「はい、マコトさんの許可を頂いてから正式なメンバーにしようと思っています」

「にゃあ、オレなら問題ないにゃんよ、そもそも問題の有る人間はホテルの敷地には入れないにゃん」

「えっ、そうだったんですか?」

「にゃあ、だから全員受け入れていいにゃん」

 新入りの子供たちは、オレとアシュレイの話をじっと聞いていて、許可が出たことでやっと緊張を解いた。

「にゃあ、次から新規の受け入れの許可はアシュレイに任せるから、判断に迷ったらオレやノーラさんに相談して欲しいにゃん」

「わかりました」

「にゃあ、それでバーニーたちの狩りはどうにゃん?」

「この前、門の近くで特異種が出た時はやばかった」

 バーニーが教えてくれた。

「にゃ、そんな近くで特異種が出たにゃん?」

「猫耳さんがいなかったら、ボクたち食べられてた」

 ブレアも特異種を思い出したのかブルっとする。柔らかい感じのブレアがいちばんおいしそうだからな。

「ジャックとバッカスと猫耳が助けたにゃんね」

 Cランクの冒険者がふたりだから単独の特異種なら猫耳がいなくても何とか狩れたはずだ。猫耳たちがいたならそれこそ何の問題もないはず。

「特異種が出た時、三人とも門の近くにいたにゃんね?」

「直ぐ近くにいたよ、だけど特異種は異常に動きが速くて、猫耳さんたちとジャックさんとバッカスさんがいなかったら危なかった」

 カラムは状況をしっかり把握していた。

「特異種が出たせいで俺たちは無期限で森に出るのを禁止されちまった」

 唇を尖らせるバーニー。

「仕方ないよ、相手は特異種だし」

 弓使いのカラムは状況を見渡すのが得意だけに良くわかってる。

「おとなしくチーズを作ってる方がボクたちにはいいのかもね」

 魔法使いのブレアは積極的に狩りに出たいわけじゃなさそうだ。

「そうかもな」

「残念だけどね」

 バーニーとカラムも諦めムードだ。ふたりは積極的に狩りに出たい派だ。

「にゃあ、相手が特異種なのはヤバいにゃんね」

「マコト、どうにかしてくれ」

「バーニーは相変わらず考えなしにゃんね、オレは特異種は狩れても発生までは抑えられないにゃんよ、ギルドの許可が出るまでは城壁の内側で訓練するのが正解にゃん」

「そうだよね」

「地道に努力するしかないよ」

 ブレアとカラムはわかってる。

「にゃあ、特異種は元の棲息地域に戻ってるから、近いうちに禁止令は解除されるはずにゃんよ」

「本当かマコト?」

「にゃあ、でも安全が保証されたわけじゃないにゃんよ」

「わかってるって」

 そう言うバーニーがいちばんわかってない気がする。


 それから寄宿学校の子どもたち全員にトラのぬいぐるみをプレゼントした。トラに食べられそうになったアシュレイたちも笑顔で抱きしめてるから安心した。

 オレが同じ年頃で同じ目に遭っていたらきっとトラウマになっていたと思う。この子たちは本当にタフだ。


 子どもたちと再会した後は冒険者ギルドに顔を出した。



 ○プリンキピウム 冒険者ギルド ロビー


「にゃあ、ご無沙汰にゃん」

「ネコちゃん、帰って来たんだね!」

「にゃあ!」

 久しぶりに会ったセリアは相変わらず美人でおっぱいが大きかった。カウンターから身を乗り出したせいでたわわな果実が大きく揺れて冒険者たちの目を釘付けにした。

「ネコちゃん、お帰り!」

 デニスも駆け寄って来た。

「にゃあ、デニスも無事で何よりにゃん」

 一足先に州都からプリンキピウムに戻ったデニスも元気そうだ。

「途中で凄い雨に降られた時はちょっと泣きそうになったけどね」

「にゃあ、オレも降られたにゃん」

「ネコちゃんは雨ぐらいどうってことないでしょう?」

「にゃあ、雨だけならロッジに逃げ込むから平気にゃん」

「私なんか野営地なのに魔法馬の上で防水布をかぶって一晩過ごしたよ」

「にゃあ、雨が降りそうになったら無理をして進んじゃダメにゃん、レベッカとポーラなんか雨に打たれながら魔法馬を走らせたせいで低体温症寸前になってたにゃん」

 その前の血まみれよりはマシだけど。

「いや、あのふたりほど豪快じゃないから安心して」

「にゃあ」

「ネコちゃん、ギルマスが会いたいそうよ」

 オレとデニスが話してる間にセリアがギルマスに知らせてくれた。

「にゃあ、いま行くにゃん」



 ○プリンキピウム 冒険者ギルド ギルドマスター執務室


「ようマコト、もう州都から戻って来ないのかと思ったぞ」

 デリックのおっちゃんとはオパルスで会ってるからそんなに久しぶりな感じはしない。

「にゃあ、それはないにゃん、旧道に休憩所や宿泊所を作ってたから時間が掛かっただけにゃん」

「旧道に街灯が出来たって話は、昨日こっちにも入って来たぞ」

「にゃあ、路面も直したから走りやすいにゃん」

「そうか、次に州都に行く時にでも確かめてみよう」

「にゃあ、こっちは変わりないにゃん?」

「何もないと言いたいところだが、特異種が以前より増えた、ついこの前も門から見える所に出やがった」

「にゃあ、さっきバーニーたちに聞いたにゃん」

「マコトのところの猫耳の娘たちが狩ってくれたから助かったが、危なく門を破られるところだったぞ」

「防御結界が有るから中には入れないはずにゃんよ」

「特異種も入れないのか?」

「獣もダメにゃん」

「街の防御結界は魔獣にしか効かなかったはずだが」

「にゃあ、刻印を重ね掛けしてあるにゃん」

「それは随分と大掛かりだな」

「にゃあ、街の安全のためならどうってことないにゃん」

「そう言ってもらえると俺も助かる」

「にゃあ、門の前に現れた特異種は、たぶんプリンキピウム遺跡に引き寄せられたヤツの余りにゃん、偶然、迷い込んだにゃんね」

「プリンキピウム遺跡だって、本当なのか?」

 遺跡近辺での特異種の大発生については情報を掴まなかったみたいだ。

「にゃあ、かなりの数の魔獣が遺跡に群がったみたいにゃんよ、危なく巻き込まれるところだったにゃん」

「それでどうなった?」

「にゃあ、消えたにゃん」

「消えた?」

「オレも詳しいことはわからないにゃん、チャドが近くにいたみたいだから聞いてみるといいにゃん」

 オレはとぼけてチャドに丸投げした。

「チャド? チャド・アシュのことか?」

「にゃあ、そうにゃん」

「ヤツじゃなあ、悪いヤツじゃないし腕も立つがバカだからなあ」

「バカじゃなかったら、あんな所に行かないにゃん」

「それもそうだな、フリーダを通して聞いてみるか」

「にゃあ、それがいいにゃんね、オレの探査魔法でも近くに特異種はいないから、子どもたちも森へやっても大丈夫にゃんよ」

 例え現れたとしても猫耳たちが早々に始末してしまうはずだ。

「わかった、明日にでも禁止令は解除しよう」

「にゃあ、助かるにゃん」

「マコトはこれからどうするんだ?」

「二~三日ホテルでゴロゴロしたら森にしばらく潜るにゃん、オレに用事がある時はその辺りにいる猫耳か、猫耳ゴーレムに伝言を頼んで欲しいにゃん」

「わかった、猫耳の娘たちはマコトの同郷なのか?」

「にゃあ、そんなところにゃん」

「どれもかなり魔力があるっぽいな」

「オレの仲間だから当然にゃん」


 ギルマスの執務室を出たオレは買い取りカウンターに行った。



 ○プリンキピウム 冒険者ギルド 買い取りカウンター


「おお、マコト、帰って来たか、この前は魔法馬をどうもな」

「にゃあ、ザックも無事で何よりにゃん」

 買い取り担当のザックは相変わらず覇気がない。

 相変わらずまだ若いのに枯れた感じがする。

「買い取りを頼むにゃん」

「あまり大きいのは無理だぞ」

「にゃあ、知ってるにゃん、今日のは普通にゃん」

 取り出したのはチビたちが今回の旅の途中で狩った獲物だ。

「本当だ、マコトにしては随分と普通だな」

 全部、チビが狩ったモノだと言ったら目を剥きそうなので黙っておく。

 売上は金貨三枚だ。

 チビたちの猟果としては十分だろう。



 ○プリンキピウム 冒険者ギルド ロビー


「ネコちゃん、ちょっと待って!」

 冒険者ギルドから出ようとしたところをデニスに呼び止められた。

「にゃ?」

「ネコちゃん、宿屋がいま売りに出てるんだけど買い取らない?」

「宿屋にゃん?」

「実は、廃業する宿屋が有って売出しを依頼されてるんだけど、もう一軒、経営してみない?」

「にゃあ、もしかしてオレのホテルの煽りを受けたにゃん?」

「それはないわ、冒険者専門の宿だし、相談を受けてたのはネコちゃんのホテルのオープン前だし」

「何で売りに出てるにゃん?」

「売上の低下が原因でしょうね、ご飯がおいしくないからどうしてもね」

「無くなると困る人はいるにゃん?」

「この街に来たばかりの冒険者が困るかな、他は冒険者専門じゃないからそれなりに高いし」

「売りに出てるのは、なんて宿屋にゃん?」

「子ブタ亭って言うんだけど知ってる?」

「にゃあ、子ブタ亭だったらプリンキピウムに来て初めて泊まった宿屋にゃん、女将さんはいい人だったけど料理が激マズだったにゃん」

 あれがこっちの普通なのかと思っていたのだが、こっちでも不味かったのか!

 でも、屋台もそんなにおいしくないからオレにとっては似たようなモノにゃん。

「オレが子ブタ亭を繁盛させたら他が困ると違うにゃん?」

「冒険者専門の宿は他にないから安心して」

「わかったにゃん、買い取り金額は相場ならいいにゃんよ」

「別の用途なら大金貨一〇枚で、看板を変えるなら大金貨五枚、そのままの名前で続けてくれるなら大金貨二枚だそうよ」

「ずいぶんと幅があるにゃんね、名前を変えなければ改装してもいいにゃん?」

「問題ないわ、それに改装しないとガタが来てるからそのままでは使えないみたい」

「にゃあ、だったら名前はそのままでいいにゃん」

「確認するけど、ネコちゃんが買ってくれるのね?」

「冒険者が困るとオレも困るから続けるにゃん」

 冒険者の街で冒険者をないがしろにしたら地域振興もあったものじゃない。

「ありがとう、皆んな喜ぶわ」

「にゃあ、冒険者の住みやすい街にしたいにゃん」

 プリンキピウムの森のハードルが高いけどな。

「引き渡しは明日でいいかしら?」

「にゃあ、随分と急にゃんね」

「だって、話をもらったのはもう半年も前ですもの、先月から宿も閉めちゃってるから、ネコちゃんがなるべく早く再開してくれると最高かな」

「それまで泊まってた冒険者はどうなってるにゃん?」

「別の街に行ってるわね」

「にゃあ、再開してもお客が居ないかも知れないにゃんね」

「大丈夫、美味しいご飯を出せば直ぐに戻って来る、私が保証する」

「わかったにゃん、明日はホテルにいるからいつ声を掛けてもいいにゃんよ」

「ええ、これから売り主と話してくるから、また後で連絡するね」

「にゃあ」

 デニスは手を振ってオレを見送ってくれた。



 ○プリンキピウム プリンキピウム・オルホフホテル ロビー


 ホテルに戻ったオレは部屋に戻る途中、アトリー三姉妹に捕まった。

「あっ、ネコちゃん!」

「本当に帰って来てたんだ!」

「早速で悪いんだけど、あたしたちの料理を食べてみて!」

 アニタもアンナもアネリもコック姿がすっかり様になった。だけどしばらく見なかったせいで、また見分けが付かなくなった。

「「「厨房にGO!」」」

「にゃ!?」

 そのまま手を引かれて厨房に連れて行かれた。



 ○プリンキピウム プリンキピウム・オルホフホテル 厨房


「ネコちゃんが居ない間にあたしたちも腕を上げたんだから」

 そう宣言したのはたぶんアニタ。オレの中でアニタに決めた。

「にゃあ、それは楽しみにゃん」

「三人の上達ぶりはあたしが保証するよ」

 リーリがオレの頭に着地する。

「にゃあ、リーリが保証してくれるなら安心にゃん」

 厨房の丸椅子に座らされると直ぐに皿が出て来た。

「最初は茹で肉!」

 皿を差し出したのはたぶんアンナ。オレの中でアンナに決めたにゃん。

「にゃあ、こっちに来て初めて食べた料理にゃん」

「ふふふ、それより美味しいと思うよ」

 自信ありげに微笑むのはたぶんアネリ。オレの中で以下同文。

「それは楽しみにゃん」

 あれより不味かったら、暴れる衝動を抑え切れないかも知れないにゃんよ。

 恐る恐るフォークを入れてみる。

「にゃあ、柔らかいにゃん」

「スプーンで食べられるよ」

 アニタがスプーンを渡してくれた。

「スプーンにゃん?」

 フォークからスプーンに持ち替える。

「本当にゃん、スプーンでも簡単に切れるにゃん」

「早く食べてみて」

 アンナが急かす。

「わかったにゃん」

 急かされて肉とスープを口に運んだ。

 舌の上でとろける肉の旨味。

「にゃあ、これ本当に茹で肉にゃん!? おいし過ぎるにゃん!」

「でしょう!」

 アトリー三姉妹じゃなくてリーリがテーブルの上で胸を張る。

 茹でた肉をお湯に浸しただけの料理とは大違いだ。

「お肉は柔らかくて美味しいし、スープも見た目と違って濃厚にゃん」

「パンも食べて」

 アネリがパンを出してくれた。見た目と触った感じはハード系のパンだ。

「にゃあ、硬いパンにゃんね」

 サクっと齧った。

「にゃあ、パンも美味しいにゃん! 軽い口当たりでサクサク食べれるにゃん!」

「クリームを塗っても美味しいよ」

 アンナがクリームの入った小鉢をオレの前に置いた。

「にゃあ、マダラウシのクリームにゃんね」

 パンの表面にたっぷり塗ってサクっと齧る。

「にゃあ、最高に美味しいにゃん!」

「どれもネコちゃんたちが用意してくれた美味しい食材が有って初めてできる料理なんだけどね」

 アネリが謙遜する。

「それと魔導具がないと作れないよ」

 アニタが魔導具の調理台をポンと叩く。

「有るものは使えばいいにゃん、新しいレシピがちゃんと美味しいんだからしっかり進歩してるにゃん」

「「「本当に?」」」

 アトリー三姉妹がオレの顔を見詰めた。

「にゃあ、本当にゃん」

「「「やった!」」」

「あたしにも頂戴!」

 散々食べたはずのリーリが自分の皿を要求した。

「「「はい、ただいま」」」

 アトリー三姉妹は直ぐに茹で肉とパンを用意した。

「「「どうぞ、リーリ師匠」」」

 いつの間にかリーリが師匠に収まっていた。


「にゃあ、ところでジェドはどうしてるにゃん? 厨房にいるって聞いたにゃん」

「従業員食堂のキッチンで猫耳ゴーレムたちと一緒になって働いてるよ」

 アニタが教えてくれた。

「ジェドさん意外と料理が上手なんだよね」

 アネリがジェドの意外な一面を教えてくれた。

「州都で屋台の手伝いをしてたことがあるんだって、ただ基本が冒険者料理だけどね」

 アンナの口から聞いたことのない単語が出た。

「それでいまはレパートリーを拡げる為に修行中なのよ」

「冒険者料理と言うのは初めて聞いたにゃん」

「獣や木の実と言った森で手に入る材料で作るんだよ」

 アニタが解説してくれた。

「にゃあ、それはおいしそうにゃんね」

「森の中ではね」

 アンナが頷く。

「あたしたちの場合、森の中で食べてもおいしく無かった」

 アネリが苦い顔をする。

「悲しい思い出にゃんね」

「頑張るからあたしたちを捨てないでね」

 アニタがオレを抱き上げた。

「にゃあ、捨てないにゃん」

「「「約束だよ」」」

 固く約束を交わした。


 それからジェドのところに行って魔導具の使い方や料理の基本を伝授した。ジェドは家族のために頑張ってるのでオレも応援するつもりだ。


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