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あまのうそ

作者: 音音ジュン

ご機嫌用。初投稿となりました。

あまのうそ、は鍵の名前だ。


熱く火照ったこの画面を素早く動かす私。

どうやら仮承認は済んだようだ。

もうすぐ開く、開く、開く…。

打ち込みたい打ち込みたい打ち込みたい。

早く、私の世界を御覧。

首都は月の廃墟。彼の名前は…。

指が止まらない、書き込ませすぎた頭から墨汁が溢れる。

じりじりと生きたまま肌を焼く灼熱のように、優雅な世界へ…。


まずは扉を作れ。


しがない自分の名。メールアドレス、そして…私の生年月日。


「こんにちは、皆様。初めまして。」


小説と言う類の、私の世界の扉が開く。

そして、再び閉ざされる。

その扉を叩く誰かに出会う日を夢見て。



さて?貴方の鍵のお名前。

貴方は自分の鍵のお名前を覚えてらっしゃいますか?

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