第9話 この男は誰なのねリアン?
そして俺らはギルドから出た後、リアンの屋敷を目指す。
基本S級レベルのパーティーになると高い屋敷に泊まるのが普通だが、そのレベルに達していない冒険者は宿屋を利用する。
まあそれにしてもここは景色がいいな、レンガで造られた建物が多くあり、それに空気も美味しい。
それから数十分、街をしばらく歩いて探していると大きい屋敷の前に到着した。
とても大きな屋敷で、門もとても大きい。
俺はそんな屋敷を呆然と見ているとリアンが門を開けて中に入って行った。
そして俺とティナはその後に続いて中に入る。
中は広く、庭に噴水があり、その周りには花が植えられている。
それにレンガ造りの綺麗な建物が何軒も連なっている。
「俺がいた屋敷よりも大きいぞ……」
あのパーティーは資金が足りなかったから俺を含めてそこまで裕福でもなかったからな。
俺はそんな事を考えながら屋敷の中に入るとエントランスには多くの高そうな絵や絵画が飾られていた。
俺らが建物の中を見回っていると階段の踊り場にある窓から日の光が漏れ出ており、その光が当たる場所に1人の少女がいた。
その少女は金色の髪に青い目をしており、まるで人形のようにとても美しい少女だ。
「あらあらリアン遅いじゃない、ティナもいるのね」
その少女はリアンの姿を確認すると腕を組んで笑顔になる。
するとその少女は俺の方を見ると、俺の元に歩いてくる。
お嬢様なのか、その歩き方はとても優雅だ。
髪型はツインテール、身長は低く17歳かそこらのように見える。
こ、こんな美少女がいるのか?
いや俺は見慣れているはずなんだが。
それでも彼女の可愛さには見とれてしまうくらいだ。
すると彼女は口を開いた。
「この男は誰なのねリアン? もしかして……彼氏なのかしら?」
「ち、違うわよメロディア、この子はこれから私のパーティーに入るアランよ!」
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