疾風の如く
門っ、でかっ!
そびえ立つとはこういう事か
ピカピカだし城壁も凄い高い、、城壁?村壁?なんでもいいや
とにかく圧巻だな
「あなた達はどこから?」
屈強そうな門兵がユキさんに質問している。
「私達は商人です。実はいい商品が手に入りましてそれをガルド村に売りたくて」
そう言うと木箱を指さした。
えっ、商人?
「そうですか一応確認させて頂きます」
「どうぞー♪」
自信満々だなユキさん
「おわっなんだこれは!」
「これはですねーギャユの実です。あるルートから取り寄せた珍しい実です」
金ピカに輝いている。
門兵がギャユの実を疑視している
万事休すか
「わかりました、通行証です持っていてください。後は少し進んだ所に兵舎がありますそこに行ってバーフ副団長に会って下さい、では、門を開けます」
そう言うと門を開けてくれた
2人「わかりました、ありがとうございまーーす」
重厚な門の中に馬車を引いていく
「なんとか入れましたね」
「ですがウソはいけないとお父様から教わっていたのに・・・ごめんなさいお父様」
「きっと、お父様も許してくれますよっ」
「そうでしょうか?」
「え〜と、多分」
「もうっ」
それにしてもキレイな街並みだな
ロム村とは違ってかなり発展している
敵ながらあっぱれ
「ここですね」
ここも俺が想像してた雑然とした兵舎じゃなくて佇まいがキレイだ凛としているというか
「休むだけが、面倒なことになりましたねユキさん」
「まあ、さっさと終わらしましょ」
ドスんっ
急に屋根から大男が飛び降りてきた。
「おーーー君達が金ピカの実を売ってくれる商人だな」
2人「はっはい!」
俺達は兵舎の奥にの客間に案内され
ソファに腰掛け待っていた
「待たせたな、ではどんなものか改めて見せてもらえるかな?」
「これです」
ユキさんはギャユの実を取り出した。
「なんと言ったかなこの実?」
「ギャユの実です」
「値段設定は?」
「1つ50ゼルでどうでしょう」
「他の実は1つ10ゼル高いな」
「20ゼルでどうでしょうか、この村は発展しているようですし」
「わかった、我らの団長に話を持っていく後日また連絡をするから暫く滞在しておくといい
い」
兵舎を後にしバーフ副団長から教わった
バージャムという宿に向かい
体を休めた
「団長って、ティアかなー。でも他にもいるだろうな」
うああああああああああああ、やめてよ
「なんだ⁈」
窓を覗くと通りで少年が大人に木の棒で殴られてた
俺は慌てて通りに向かう
到着するとユキさんが少年に覆い被さっていた
「なにをしてるんだ!」
俺は立ちはだかかった
クロム頼む
(ワシは眠いからパス)
えっ出番ですよー、クロムさん、てっおいコラ起きろよ!
(・・・・・くうーーーぴーーー)
マジで寝てるーーー!
「コイツが店のものを盗みやがったんだ。退け小僧!」
「退かないっ!」
「知らねぞオリャ!」
勢いよく振り下された
ジ・エンド〜〜〜
やめろ!
その一言聞いたと思った瞬間に
男は泡を吹いてその場に倒れていた。
読んで頂きありがとうございます♪
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