悲しい
神様は去っていった。
はぁ、とりあえず村人に話しかけてみるか
良いところに民家だ、、、行こう
「あの、お邪魔していいですかー」
しーん
「勝手に入りますよーと」
「顔見ないなお前どこのどいつだ?」
ギャーーーーーーー‼︎
いきなり、暗がりから顔が現れやがった
細身のじいさん!
そ、し、て、腰が抜けたああああああ!
「え、ーど、ーえっと」
「なんだ怪しいヤツだな」
顔を近づけて睨んでくる。
「お、お前、その、け」
「お邪魔しました!失礼します!」
無我夢中に走り出す
「待てーーーい!コラーーー」
じいさんは小石を俺めがけて投げてきた、しかも顔に
「うあああああーーーこのジジイっ!」
スッ
ぽろ
気づいた時には小石は真っ二つに転がっていた。
「はぁはぁ、、、」
やはり俺はここじゃ剣の達人なのか小鳥モドキも簡単に倒せたし
おおおスゲーぞこりゃ
「お前、剣を少し見せてみろ」
「は、は、、い」
俺は素直に手渡す
それにしてもジジイめこの一刀両断を無視だと⁉︎
「この剣どこで拾った?」
「近くの森で死んでいた人からですけど」
「そうか・・・」
「どうかしましたか?」
「察しろ、息子の剣だ」
「・・・」
「息子は殺されたんだ王国に」
「どうして?」
「隣国のノアとこのケイデンとの戦争お前知らないのか?」
「知りませんすんません」
「えっ、ウソ⁈」
「マジです・・・おじいさんあの話し変えちゃいますけどこの村かなり貧困のようですけど」
「おーー変えたな。うん、これも戦争のせいだ、若い男は戦いに出て残るのは女、子供、年寄り少しずつ村は衰退して今じゃこんなその日暮らしの生活しているってわけだ。そんで後お前さっきからジジイだのおじいさんだの年寄り扱いしているけど、俺は50だぞ‼︎」
「ごめんなさい、、、けど、、、老けてるっす」
「お前なーーー!」
案外面白いおじさんだな
村長さんの事聞かなくちゃ
「おじいちゃ、、、いや、、、おじさん、村長さんってどこにいらっしゃるかご存知ですか?」
「はぁ、、お前と話してたら疲れる、、、あー村長ならあの丘のある緑の屋根の家にいるぞ」
そう、丘の方を指差した。
「ありがとうございますっ!後、剣返して下さい要るので」
「お、わかった、大切にしてやってくれ」
「分かりました。できる限り大切にしますねー」
「おい!」
俺は、手を振って立ち去って
丘を目指した。
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