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#7 ドラゴンとの死闘

本日2本目

「ど、ドラゴンが出たぞぉ!」


その一言で、あの活気に満ち溢れていた街は急変した。住民は泣き叫び、冒険者たちも震える始末だ。


「カリス! どうしたらいい?」


『む?そんなの簡単じゃろう。何のために「反転」があると思ってる。』


そういわれてやっと気づく。


「そうか! ドラゴンの強さを反転しちゃえばいいんだね!」


『うむ、そういうことだ』


「うーん、だけど少しは戦ってみてもいいかな?」


『おぬしが良いなら構わぬが、、、死ぬなよ?』


「そんなことわかってるさ!カリス、よろしくね」


『分かった、とっとと行くぞ』


*********************************************************


僕は町の門の前まで来ていた。外に出ようとすると、門番に思いきり止められる。


「早まるな! 君はまだ若いだろう!」


「大丈夫です。死にに行くんじゃなくて、倒しに行くんです。任せてください」


「へ?」


門番の人は唖然としている。その間に僕は町を抜け出した。

街を出てしばらく進むと、そいつはいた。

真っ黒な体でとても大きな翼が生えている。いかにもドラゴン。という感じだ。

僕は剣を抜き、とびかかろうとする。すると、


「お待ちください。ラルムさま」


その声で僕はフリーズする。


「え? なんで僕の名前を知ってるの? 君は? 悪い奴じゃないの?」


「私はバハムートと言い、代々「反転」スキルに選ばれたものに仕える身です。よろしくお願いします。」


「うん。それはいいんだけど、なんで僕なんかに使えるの?」


「無論、それが我が1族の決まりですから。ただし、ただというわけにもいきません。我らは自分より下のものに使えたくはないので、1度私と戦ってもらいます。勝ったら私はあなたのもとへ喜んでお仕えしましょう。だが、この勝負に勝ったものはごくわずか。どうです、受けますか?」


「もちろん、受けるよ。勝負だ!」


「分かりました! その勝負、受けて立ちましょう!」


そして、戦いは始まった。僕は今持てる装備の中で、1番強いものを惜しげなく装備した。

反転フル装備にアポロン・ブレイドとカリス・ブレイドを両手に装備する。


「ほう、反転武具か。しかも純度も、とてもいい」


「そんなこと言ってると、すぐやられちゃうよ! 行くよ! 神威開放!」


そう言い放つと、僕の周りに金色のオーラがあふれ出す。

神威開放はカリス・ブレイドの中に込められた、神威を開放して、能力を何倍にも飛躍させる技だ。

僕はスカイフロールで飛び上がりながらすさまじい勢いでバハムートめがけて斬りかかる。

その斬撃は、思い切りバハムートの翼に直撃し、翼を少しだけ切り取る。


「くそ! ここまで強化してこれだけしか傷が入んないのか!」


「ぐうぅ! なかなかやりますね! だがまだまだここからですよ!」


そういうとバハムートの口が光った。これは、ブレスだ!

そう考えると、僕はとっさに横にずれる。

少し当たってしまったが、アークスカイブスがうまくいなしてくれた。


「あちち! あぶない! でもまだまだいけるよ!」


そういいつつ僕は魔剣、レーバテイン・エクスを振り下ろす。

その瞬間、魔剣から大地を狂わせる勢いで、炎が噴き出る。その光がバハムートを飲み込む。


「やった! いったか?!」


などと思っていると、


「こんな攻撃ごときで私が死ぬとでも?まだまだですね」


そういってバハムートは思い切り僕にブレスを放ってきた。

今度はブレスをもろに受け、地面に叩きつけられる。


「ぐぁ!」


『主よ! 大丈夫か?!』


「うん、、、まだ何とかなる。だけど、、、勝敗は決まった」


「ラルムよ!ここまでよく頑張った!だが、そなたもここまでだ。さらばだ」


バハムートがもう1度ブレスを打とうとする。だが、それも関係ない。


「今回の勝利は、、、僕たちだ! 「時間停止」!」


この掛け声とともに僕はクロノス・ギルスを天に掲げる。

すると、僕以外の、世界が止まった。

クロノス・ギルスの力は時間停止。膨大な魔力と長いチャージ時間が必要だが成功すれば、時間を止める秘術中の秘術。僕はこの間にありったけの攻撃を叩き込む。

そして効果が切れた。


「ぬう?! 何が起きた?! ぐはっ!」


そういいバハムートは全身から血を吹き出し倒れた。

この勝負、僕たちの勝利だ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

初の戦闘回。どうでしたかね?

面白かったら、感想、アドバイス、誤字脱字報告、お願いします!

貰えたらガチで泣きます。

これまでの武器がたくさん出てきました。

ちなみにクロノス・ギルスのクロノスは、私のユーザーネームの由来だったりします。

ブクマや評価貰えると嬉しいです。

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