表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

#2 「反転」の危険性

つぎは22時投稿です。

10月6日 加筆修正

目が覚めた。朝だ、昨日はいろいろなことがあったからな。皆に伝えたいな。

僕はそう思い部屋を飛び出す。


「ラルム! 結局スキルはどうなったの? どんなスキルでも母さんは大丈夫だから教えて頂戴」


「大丈夫! さっきはスキルが「反転」で落ち込んでたんだけど、僕には「反転」が使えたんだ! しかも使ってみるとすごいスキルだったんだ! 冒険に出られる!」


「そう、それは良かったわね! ラルム、これから頑張りなさいよ」


「ありがとう! じゃあ村のみんなに伝えてくるね。行ってきまーす!」


「待ちなさい! ラルム」


「なに? 母さん?」


母さんがすごく怒った顔をしている。何かしたかな?


「ラルム。その力はとても強い、そんな力を村で大声で言うと、そのスキルのことをよく思わない人が絶対いる。強いスキルを持ったとしてもあなたは未熟。すぐにつかまって、殺されてしまうわ。

だからラルム、このことは本当に信用できる人にしか行っちゃだめよ」


「うん。分かったよ。母さん。気を付けるよ。じゃあ改めて行ってきまーす!」


「行ってらっしゃい。気を付けてね」


玄関のドアが閉まる直前。


「まさか、あの子が英雄を継ぐなんて」


と、母さんが言っていたのをラルムはまだ知らない。


*****************************************************

「おう! ラルム! スキルを昨日貰ったんだろ! 何をもらったんだ?」


「あ、おじさん! ぼくがもらったのは「付与」と「水魔法」だよ! なかなかいいスキルがもらえたんだ!」


「それは良かったな! 速く英雄になっちまえよ!」


僕は「反転」がばれる可能性を考えて、スキルは2つということにした。

あ、そうだ。聞きたいことがあるんだった。


「おじさん、今家に、ぼろぼろになった武器とか防具ってない? もしあったらくれると嬉しいんだけど、あるかな?」


「うん? そんなものでいいのか? じゃあちょっと待っててくれ」


「ありがとう! おじさん!」


なんでこんなものを頼んだか、もちろん「反転」をかけるためだ。「反転」があればどんな弱い武器でも強くすることが出来る。ボロボロなものならなおさらだ。


***********************************************************

しばらくすると、おじさんは大量の武器防具を抱えて戻ってきた。

ちなみにおじさんの職業は武器屋だ。


「ほい! こんなのでいいか? うちの処分在庫だがな。」


「うん! ありがとう。またおじさんの店に行くね! バイバイー」


「おう! ラルム! またな!」


やった!これでまた武器が強くなる!

そういって僕はその場を去っていった。次はヲルの家だ。


*************************************************


ヲルの家に着く。家の前にはヲルがいた。


「あ、ラルム、、、、、この前のことは気にせずに頑張ろうね!」


「ヲル、ちょっと話したいことがあるから、家に入れてくれないかな?」


「いいけど、、、何を話すの?」


「とにかく、人に聞かれると少しまずいんだ。だから、ね」


家に入る。ヲルの家は少しこじゃれた感じの民家だ。きれいにかたらずけられている。


「で、話って何?」


「ああ、それは僕の「反転」のことなんだ」


僕はヲルにすべてを話した。


「そのスキルいいね! やっぱりラルムはすごいや」


「ありがとう。じゃあさっそく武器を「反転」していきたいのだけど、大丈夫?」


「大丈夫よ。速くやって見せて!」


今回は2つほど反転をしてみよう。


ぼろの杖

武器レベル1

見るも無残なぼろぼろの杖

魔法はほぼ使えない。

魔攻 3

武器ランク H

↓↓

次元神杖クロノス・ギルス

武器レベル1

創造神が世界を渡るために作られたとされる神々の杖

次元を操る

魔攻 15000

武器ランク EX


ぼろのマント

武器レベル1

見るも無残なぼろぼろのマント

防御力は全くない

防御 3

武器ランク H

↓↓

世界神のマント

武器レベル1

世界神がよく身に着けていたとされるマント

背中の攻撃は全て受け流すことが出来る。

防御 15000

武器ランク EX


「なに、これ。強いスキルなんてレベルじゃない」


ヲルが驚愕している。少しやりすぎてしまった。


「まあ! 僕は英雄になるんだ! だから大丈夫だよ!」


「それもそうね」


「じゃあ僕はそろそろ帰ろうかな」


「うん、じゃあね。ラルム」


「じゃあね。ヲル」


そういって僕はヲル家を後にした。




ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

面白いと思ったら感想、アドバイス、誤字脱字報告お願いします。

貰えるとガチで泣きます。

評価やブクマ貰えると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ