分類不必要
掲載日:2016/03/31
いらないから、この物たちをあるところへと持っていった。
ゴミ捨て場、というにはあまりにも広大なところ。
恒星飛行が可能になって以来、地球は見捨てられた惑星となっていた。
汚染は著しく、すでに回復は見込めない範囲にまで広がっていた。
そのため、人類政府と呼ばれる全恒星、全入植惑星によって構成される政府により、地球はゴミ捨て場となったのだ。
自らの故郷を、自らの手で殺したのだ。
とはいっても、それはすでに数百年以上前のこと。
俺には関係ない話だ。
「ほらよ」
ボタンを押して、ごみを捨てる。
中身は放射性廃棄物から生ごみまで様々だ。
もはや分類する必要はない。
地球には、生物は生き残っていないからだ。




