プロローグ
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「私はこの学校が好きだ」
凛とした声が、体育館中に響き渡る。
「そして、様々なところで活躍している生徒たちを誇りに思っている」
僕、益城蓮は、彼女の演説を一言一句聞き逃すまいと耳を傾ける。
「だから、私に全力でバックアップさせてほしい。機会を与えてほしい。そうすれば必ず、諸君らの期待に応えて見せよう!」
生まれてこの方、実に多くの演説を聞いてきたが、これほどまでに「この人なら本当に実現できそうだ」と思った演説は初めてだった。
「私が伝えたかったことはそれだけだ。以上で私の演説を終える」
その演説は、本当に短かったけれど、他の誰よりもこの学校の発展を願う気持ちと、熱意と、真剣さが感じられた。
──そう、他の演説者の演説内容をすべて忘れさせるほどに。
「これにて、第五十三回、生徒会役員選挙の立会演説会を終わります。続いて、投票を開始します────」
マイク越しの選挙管理委員長の声もかき消さんとするかのような盛大な拍手は、再び出てきた椿姫先輩が「静かに」と指示するまで続いていた。
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