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06.刻印スキルは俺次第!!

【祝】ブックマーク40件!!

アクセス解析によると合計PV1500達成です!!

皆さんありがとうございます!!


あと、元の作品である「VRMMOと剣と魔法と才能と」の24k文字に多分追いつきました。

まだ森に入るところなので中は追いついてないんですけどね。


すいません、保存前の状態で投稿してしまったらしく終わりの方が消えてしまっていました。

データが残ってないので書き直し中です。

→途中で切れていた部分から続きを書き直しました。

杖を背中に10本背負ってる俺は微妙に目立ってるようだが・・・まぁ気にしないでおこう。

試してみてわかったがこのゲームでは、明確な装備としなくても手に持つだけで装備となるらしい。

逆に背中に背負ってたりする次点ではパラメータにボーナスなどは起こらないと・・・まぁパラメータにボーナスが起こるような装備なんて持ってないけど。

例外として、鞘を装備してそれに収納しておけばボーナスを受けれるとか。

背中に括りつけるだけではダメだとさ。

いや、別にこのまま使う気ないからね?



武器屋を出た俺達は、レンタル工房に来ている。

「ホントは素材集めに行きたかったんだけどなぁ」

「夜用のスキル持ってないと殆ど見えないし先に装備整えたほうがいいと思うぞ?」

「わーてるよ」


あ、忍者と関西弁とは武器屋で別れた。

他に行くところがあるってさ。

フレンド登録はしておいたので、あいたけりゃ連絡できるけどな。


レンタル工房は、1時間単位で金を払えば設備を借りられる。

しかも工房内は専用空間となっているらしく、部屋が1000部屋以上あるらしい。

見た目、宿屋程度なんだけど・・・。


お値段は1時間で100マネー。

今回は机と椅子しかない部屋を借りたが、アイテムを作るのに必要な機材が揃った部屋も借りられる。

その場合1時間で1000マネーとかかかるらしい。

今回はバカが払ってくれるそうだ。

太っ腹だと思ったが、βテスターは装備の他に50kマネーも初期で持っていたらしい。

俺たちが、10kマネースタートだと考えると5倍か・・・。



「いや、俺β版では1Mは持ってたからな!?」



β版では高レベルPLだったらしいので、多い方なんだろう。

ただ、こいつが知ってることは他のβテスター達も知っているということだ。

同じように生産職の奴らはもっと持っている情報は多いだろうし、俺は後追いをせざる負えない。



「さてと、取り敢えず、【刻印】ってスキルでいいんだよな」

「ん?あぁあと付与する魔術スキルな!」


俺の残っているCPは9。

Lv1のスキルを9個入手できる。


「他に何か普通の魔術スキルと刻印されたスキルで違いはないか?」

「そうだなぁ・・・俺はあんまり使ってないから聞いた話しか知らねぇぞ?」

「言い訳はいいから、さっさと教えろよ」

「言い訳ってひでぇな。例えばクールタイムの有無だな。刻印スキルは使うたびにクールタイムがあるらしいぞ?」

確かにクールタイムはあったな。


「ま、実際に作ってみたほうが早いんじゃないか?」

「ちなみに作ったことは?」

「ねぇよ。俺が使うのは剣だぞ!?」

「つっかえねぇなぁ」

「ひっでぇ」



取り敢えず【刻印】スキルを習得した。

残りCP8。

説明文には、魔術をアイテムに付与するスキルらしい。


「【刻印】」

指先が光だした。

コレはあれだな。魔術を発動するときと同じだな。

取り敢えず、空中にマジックショットを書いてみる。


すると、目の前に表示画面が出てきた。

「えーと、はじめての刻印・・・またこのパターンか。」


はじめての刻印に書いていた内容によると、

刻印スキルは、アイテムに直接呪文を書き込まないと行けないらしい。

書き込み方は、【刻印】と唱えてからアイテムに直接呪文を書き込み埋め込みたい魔術スキルを唱える。

ただし、埋め込めるのは【刻印】スキルのレベル以下のスキルのみで、埋め込むたびにMPをスキルレベル×10消費するようだ。


「うん、大体わかった。」

「やっとかよぉ・・・待ちくたびれたぜ!」

「いや、今から開始だからもっと待っててもらうぞ?」

「えぇー!?」



さて、取り敢えず【ヒール】を杖に刻印するか。

【マジックショット】はすでにあるし。


まずはヒールの呪文を確認するために【ヒール】を唱える。

「【ヒール】」

表示された画面を確認しつつ、基本の杖を机に置き・・・


「【刻印】・・・よし、これでいいかな?」

杖に書き込み完了。

縦長に書くことになったが・・・もう少し描きやすい板のような杖がほしいな。

細長い杖だと書きづらい。

別に掘るわけじゃないから、そこまで書きづらいわけでもないが・・・。


「でっ、【ヒール】・・・おぉ」

「できたのかっ!?」

刻印した呪文が光だし、武器のステータスに変化が出た。


**************

基本の杖 Lv1 【杖】【木製武器】

【攻撃力】+0

【耐久値】1000

【刻印】:【ヒール1】

**************


よし、ちゃんとヒールが刻印されている。


「ケンタちょっとこっちこい」

「ん?何だよ・・・」

そんな警戒しなくてもいいじゃないか。


「何ちょっと頭を貸して欲しくてな」

「何だよ、いつもバカバカ言うのに珍しいな。よし、どんとこいよ!」

言質は取ったので、頭を思いっきり杖で殴った。


「っっは!? いってぇなぁ!!何すんだよっ!?」

「頭を貸せといっただろ。しかもどんと来いっときたもんだ」

「違うだろ!頭を貸せって言ったら普通物理じゃないよな!」

「お前の物理の成績知ってるのにそんなもの借りねぇよ」

「違うそういう意味じゃない!」

「まぁまて、【ヒール】・・・よし。ちゃんと回復したな。」

「ん?あぁそうだな」


さて、刻印はちゃんと発動できたな。


**************

基本の杖 Lv1 【杖】【木製武器】

【攻撃力】+0

【耐久値】990/1000

【刻印】:【ヒール1】

**************


耐久値も10減ったらしい。

俺のMPも10減っている。さっきの刻印時に10減っていたので合計で20減っているが。


実験のためこの杖にもう一度、刻印を試した見たところ、すでに刻印されている場合失敗するらしい。

上書き出来ないのか確認したかったが、上書きできない結果となった。

今回のように、最低Rankの杖を使うのなら問題ないがこの先、売ろうと思えば高ランクの杖にスキルを付ける必要があるだろう・・・武器屋で見た感じLv10の杖とかは攻撃力もついてて、パッシブスキルもついていた。

刻印スキルは軒並みLv1の初期魔法だったが。

となると、自分で作るか、それらを作る武器職人におろしてもらう必要があるな。

人脈がないのが痛いなぁ。

まだ派手に動いてそうな生産職がいないから仕方ないが・・・生産職同士のコミュニティを探さなければならない。目標が一つ決まったところで、今は今できることを考えよう。


次はもう少しレベルを上げてみるか。

CPを2消費して、【マジックショット1】を【マジックショット2】に成長させる。

刻印スキルも同じくCP2消費してレベルを上げておいた。

残りCPは4となった。



「【マジックショット】」

説明文を表示させるために空撃ちをする。


説明文にははじめてのLv2魔術スキルとあった。

成長した魔術スキルは、呪文も変わるらしい。

いや、1行目は同じなんだが、ほぼ同じ量の1行が追加されていた。

2行書かないとダメなのか・・・。

呪文の長さでレベルを切り分けられるらしく、Lv1はMP10で使えて、Lv2はMP20で使えるようだ。


呪文で使い分けれるのはいいが・・・刻印の弱点だな・・・。

刻印スキルの場合は、呪文を書き込んでしまうので使い分けれないのか。

マジックショットなら数打てるようにLv1を持っていたほうが良いかもしれない。

せっかくなので、【マジックショット2】の基本の杖も作っておいた。

刻印にMP20持って行かれたので成功だろう。

まだ2行ぐらいだからいいが、5行とかなってくるとあの細い杖に書けるか心配だ・・・。



他にも便利なスキルが欲しいので、なにかないかスキルを探していると【ライト】というスキルを見つけた。

え?あのバカに聞かないのかって?あいつ魔術スキルはあんまり知らねぇってお手上げだと。まぁいいけど。

【ライト】は、周囲を照らす魔術らしい。

持続系の魔術らしく、MP10で10分間照らせる。

Lvが上がると光の玉の数が増えるんだと。取り敢えず1個で十分な気がするのでLv1だけとっておく。

ライトを付与した杖を作ったところ、杖の先に光の玉がくっつく形になった。

少しライトセイバーっぽくなることに期待したんだが・・・。

CPの残りは3となった。


水アイテムを作り出す、【クリエイトウォーター】もついでに入手する。

水アイテムはいろいろと使う要素は多いので必要だろう。

Lvが上がると特殊な水アイテムが出せるようになるらしい。

CPの残りは2となった。




「なぁケンタ」

「ふあぁ〜、んぁ、何だよ」

こいつあくびしてたな。

リアル戻って寝てもいいんだぞ?

リアル時間で23時、になろうとしていた。

ゲーム時間だと20時だ。


「武器の耐久値回復するスキルってあるか?」

「あるはずだけど・・・木製なら【木工】とかじゃねーか?鉄製なら【鍛冶】だな。そのスキルと【メンテナンス】って魔術を使用する必要があるんだ。どっちもレベル上げなきゃなんねぇんだけど、その杖なら1レベルでイケルと思うぜ!」

「必要な素材とかは?」

「MPの消費だけでいいはずだぜ!」

「そか、さんきゅー」



取り敢えず【鍛冶】は置いといて、【木工】を習得する。

あとは【メンテナンス】だ。

CPの残りは0・・・流石にちょっと使い過ぎか?


さっきの【ヒール】を刻印した杖の耐久度を回復させるか。

ヒールの杖を手に持って、【メンテナンス】を発動する。


はじめてのメンテナンスが表示された。

発動対象の装備に向けて発動すると耐久度を回復させられるらしい。

ただし、木製装備には【木工】を持っている必要があると書いていた。

高レベルの装備相手には【木工】と【メンテナンス】両方が必要レベル以上で無いとダメだと。

具体的には装備のレベルが10までならLv1でメンテナンス可能でレベル11~20までの装備はLv2でそれ以上はLv3,4と上がっていくようだ。

回復量も上がるのだろうか?



はじめてのメンテナンスに書かれていた、呪文を空中に刻む。

【木工】用と【鍛冶】用呪文が変わるらしい。

この辺はスキルを持っていないと表示されないらしく、【鍛冶】の呪文はわからなかった。

「【メンテナンス】」


発動させると、呪文の文字がヒールを付与された武器に飛んでいき武器自体が光を放つと、武器のステータスが更新された。



**************

基本の杖 Lv1 【杖】【木製武器】

【攻撃力】+0

【耐久値】1000/1000

【刻印】:【ヒール1】

**************

MPを10消費して耐久値を10回復したようだ。

もしかしたら耐久値を10以上回復可能かもしれないが・・・



このスキルはなかなか有用だな。

**************

基本の杖 Lv1 【杖】【木製武器】

【攻撃力】+0

【耐久値】1000/1000

【刻印】:【メンテナンス1(木工)】

**************


メンテナンス用の杖も作成。

この杖の耐久値をほかの武器に移す様なもんだからな。

正直もったいないので自分でスキル使ってもいいが、もし10ずつだったら面倒なので作っておいた。


900の耐久値を回復するために90回も呪文を書くのはめんどくさい。



最終的に俺が持っている杖は、

初期の杖【マジックショット1】

基本の杖【マジックショット2】

基本の杖【ヒール1】

基本の杖【ライト1】

基本の杖【メンテナンス1(木工)】

の5本となった。

残りのスキルを付与していない杖はすべて袋に収納した。



「よし、終わったぞ」

「おっ、じゃぁこれで森に行けるなっ!」

「あぁ、でも明日な」

「え、じゃぁ俺何のために待ってたんだよ!!なぁスグ行こうぜー」

「そんなの、ここの支払いさせるために決まってるだろ。どうせ明日休みなんだから明日朝からでも行けばいいさ」

「うわっひでぇ・・・じゃぁ明日朝一だかんな!!絶対だぞ!?」

「なんで疑うんだよ・・・じゃぁまたあしたな」

こいつ、廃人ってやつじゃねぇか?



5本の杖を背負った俺はレンタル工房のロビーでログアウトした。

明日朝5時に電話をしてきたケンタにたたき起こされるとは流石に思ってなかったが・・・。

今回は、刻印スキルについての説明回でした。


生産職的に必要なスキルになるので、今のうちにメンテナンスと刻印の説明ぶっこんどきました。

説明展開でケンタ以上に退屈させてしまって申し訳ございません。

あくびしながらでも読んでいただけると嬉しいです。


▼PC名:ゲイン

▼Lv5

▼才能:【器用貧乏】

▼スキル:(CP0)

【生命力1】【魔力1】【MP自動回復3】

【調合1】【木工1】【刻印2】

【採取1】【掲示板1】

【調合知識1】【魔物知識1】【植物知識1】

【マジックショット2】【ヒール1】【ゲート1】【メンテナンス1】

【ライト1】【クリエイトウォーター1】


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