表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/13

10.調合は鍋次第!!

久しぶりの更新。


更新しようと思ったら

総合評価 210pt

評価者数:2人

ブックマーク登録:97件

とブックマーク数増えててびっくりです。ありがとうございます。



まずは調合に使うアイテムを入手しなければならない。

具体的には鍋だ。


調合知識によれば鍋に水と薬草を入れて混ぜれば調合はできるらしい。

水は前もって習得しておいた【クリエイトウォーター1】を使えばMPの続く限り入手できる。

もっと言えば川とか湖とか井戸などからも水は入手できる。

ただ、場所によって【水】の種類やアイテムレベルに違いがあるので、いつでもどこでも入手できる【クリエイトウォーター】で良い気がする。水アイテムってかさばりそうだし・・・


てか、アイテムレベルが高い水だと何かあるのだろうか?

まぁ今度調べりゃいいか。





取り敢えず鍋が売ってそうな店を探してみるか・・・

と、適当に街をぶらついているとそれっぽい店がある。

いや、っぽいというか間違いなくあの店だろう。

店の看板が鍋だ。料理屋の可能性も捨てきれないが取り敢えずはいってみる。



中に入ってみると結構広い。

カウンターはUの字になっていてその下はガラス越しで商品が並んでいる。

いくつか商品を見てみたが、どうやら鍋以外にも防具や武器も売ってるらしい。

鍋の蓋とかオタマとか・・・意外と防御力高い上に耐久力が無限だったのが衝撃だったが・・・。

他にもフライパンが武器枠だったりする・・・普通にも使えるようだが・・・。


「らっしゃい!鍋をお探しかい?」

そんな衝撃を受けながらも商品を見ているとカウンター越しにおっちゃんが話しかけてきた。

個人的に買うものを探している時に店員さんに話しかけられるのはあまり好きじゃない。

探すのも結構好きだし何より買うものが決まってない時とか買う気がないときは煩わしいだけだ。

だが、今回は助かった・・・正直鍋の違いとかわかんねぇもん。


「あぁ・・・鍋を買いたいが・・・」

そりゃ鍋屋ですもん、鍋を買いたいよ!鍋を買いに来たよ。


「調合に使う鍋を探してるんだけど・・・正直どの鍋が良いかわからん!!」

鍋がこんなに種類が多いなんてはじめて知った。

鍋買えばいいんだなっと高をくくっていた・・・ってか何で何種類も鍋作った運営!!


「はっはっはっ。まぁそれが普通だ!基本的にどの鍋でも作れるが、お客さんは調合ははじめてか?」

「・・・あぁ」

「そうか、それならこの片手鍋なんてどうだ?値段も安いし一度の調合でひとつ分だから量がわかりやすい」

「鍋によって作れる数が変わるのか?」

「ん?そうだぞ。大きな鍋ほど多くの素材を入れられるから一度に多くの調合が行えるんだ。だが、量が多くなればそれだけ調合の難易度も上がる。水と薬草の比率の誤差が大きくなるし、ちゃんと混ぜないと完成品に偏りが出来たり焦げてダメに成ってしまったりするから片手鍋か・・・このぐらいの両手鍋だな大きな素材や量の多い調合をするには片手鍋だとはみ出しちまうこともあるからな」

んー・・・ん?

なんか今結構大事な情報だった気がする。


水と薬草の比率が大事だとか、混ぜ方も大事だとか。

比率の管理的に大きさから最小サイズの片手鍋かいくつか素材をまとめて入れれる両手鍋。

確かに今持っている薬草の中にはそのまま放り込むと片手鍋からはみ出てしまうものもある。

が、両手鍋はまた必要になってから買いに来たら十分な気がするし、今回は出費も抑えたいので片手鍋にしておこう。

両手鍋少し大きめとあって片手鍋より少しだけだが高いんだ。



「じゃぁ片手鍋で。えーと、500マネー?」

俺の所持金が9,000マネーなので、必要経費としては余裕だ。


「ちなみに今なら300マネーで蓋がついて来るぜ!」

「はっ?」

え、蓋って別料金なのか!?



「蓋は別装備扱いだからな。おまけにオタマもつけるなら更に200マネーだ」

まてまてまてまて、買うけど、買うけどさ!なんか損した気分だぞ。

商売的に後か値段増える交渉すんじゃねぇよ!それならはじめから1000マネーに蓋やオタマがついてくる!!って言われたほうがいいわい!



ちょっと微妙な気分になりながらも鍋を入手した俺だった・・・

残りは8,000マネー。まだ大丈夫・・・蟻の素材もまだ売ってないし大丈夫・・・。


「毎度あり! お客さんはまだ調合をしたことないんだろ?着火用のマジックアイテムも買っていくかい?」

え、何それ?



鍋屋のおっちゃんは店の奥に引っ込むとカセットコンロっぽいのを持ってきた。

「どこでも魔力を込めると火をつけれる魔道具が、なんと!今なら2000マネーだ!!」

確かに必要だが、必要だけど!!損した気分の俺においうちか!!買うけど買うけども!!ちっくしょう!!何で後から持ってくんだよ!!どうせ必要なら最初から出してくれよ!どっちにしろ買うんだからさ!!


火に関しては魔法で何とか出来ないこともなかったが、火の調整をすることを考えるとコンロはすごく助かる。どっちにしろ魔力は消費するが・・・。

ちなみに魔道具っていうのは、魔法が刻印されているアイテムのことだ。

マジックアイテムとも言う。スキルが付与されている装備品も一応マジックアイテムだが、あまり魔道具って言い方はしない、武器、防具以外で人為的に作られたアイテムを魔道具と言う。大体の魔道具はプレイヤにも再現可能だと聞いているのでいつか自分でも作りたい。

このマジックコンロ?は、魔力を込めることで着火。後は普通のコンロのように火の調節ができる。

火が付いてる間魔力を消費し続けるがどこでも火が使えるのは助かる。

そのうち料理とかにも使えそうだしな。うん必要なものだ!買う事自体に不満も後悔もない!!




というわけで所持金は6000マネーになった・・・はぁ・・・金がほしい・・・。

_

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気が向いたら、評価ボタンや感想を書いていただけると、
作者が有頂天になって少しだけ更新頻度が上がるので、よろしくお願いします。


▼最新の話ならこの下からお願いします。▼
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ