ストーリー / 登場人物
◇ストーリー◇
華宮探偵事務所は怪奇事件を専門にしている。跡取り娘である「華宮 青子〈リリィ〉」と、その助手、「真壁 慎一郎」が協力して事件の謎を解いていく。
あらゆる場所で起こる不可解な事件。その真相には宇宙人や幽霊、あるいは妖怪の類が関わっていることもある。しかし、それは警察が裁くことも、捜査方法を知らない人間が暴くこともできない。
華宮探偵事務所はそうした特殊な事件を扱う。時には妻の不倫調査を依頼しにくる夫や、娘の婚約者の素行調査の依頼にくる親もいる。「霞を食って生きることはできねぇだろ!」と家計簿をにぎる真壁に言われ、しかたなくトレンチコートとサングラスで調査にでかけるリリィ。
けれど、リリィが今1番解きたい謎は父の失踪事件だった。
アルバイトとして働きはじめた平々(へいへい)凡々(ぼんぼん)な一般女子「斎藤 ななみ」や、リリィの妹「華宮 藍子〈シャーロット〉」などもくわわり、ちょっと変わった仲間たちが怪奇事件を解き明かしていく、なんちゃってミステリー&ホラー小説「リリィとお呼び!〜華宮探偵事務所の怪奇捜査ファイル〜」をよろしくお願いいたします。
◆登場人物◆
華宮 青子〈リリィ〉
華宮探偵事務所の跡取り娘20歳。毎日ゴスロリ服を着ている探偵の卵。天才的な直観力と観察力をもっている。自分の青子というなまえが嫌いで、決め台詞は「青子って呼ぶな!リリィとお呼び!このヘタレ野郎!」略して「リリィとお呼び!」です。顔は整っていて可愛いのに女王様気質でちょっと男前。
真壁 慎一郎〈ヘタレ〉
ただの残念なイケメン24歳。華宮探偵事務所の助手であり、リリィの幼なじみ。妖怪や宇宙人、幽霊に詳しく、怪奇調査に無くてはならない存在。いつもリリィにふりまわされながらも、リリィの保護者役。決め台詞は「ヘタレじゃない!照れ屋だ!」顔はいいのにヘタレのために彼女いない歴=年齢の童貞。優柔不断だけれど面倒見はいい。
斎藤 ななみ〈一般女子〉
リリィの華宮探偵事務所に事件の調査を依頼しにきた女子大生20歳。華宮探偵事務所でアルバイトとして働くことに。
華宮 藍子〈おちび/シャーロット〉
リリィの妹。ロリータ服を好んで着ている14歳。リリィをそのままミニチュアにしたような生意気な子ども。霊感が強いけれど、探偵事務所以外の人間には、知られないようにしている。自分の藍子というなまえはそこそこ可愛いと思っているが、なんでもリリィの真似をしたがるので「藍子でもいいけど、ほんとうのなまえはシャーロットよ!」と自己紹介する。
華宮 裕一〈パパ/裕一さん〉
半年前、ある事件の出張捜査にでかけて、そのまま帰ってこない。行方不明。
(ほかの登場人物は本編の進行に合わせて追加していきます)