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六日目ー赤土と獣

今回は聖書の言葉はありません。


旧約聖書…


そのうちで登場する海に住まう大いなる獣、

後世にて悪魔と恐れられるもの、

創世の時代においては五日目に神の手直々に創造され、

一説においてはその神が自らで肉塊に還した哀れなる獣。


そんな男の子が私の前に居る。


「お前…姉君になにをして居る」


…そんな事は良いから助けておくれ!


「なにとは?彼女は私の妻で私は彼女の夫だ、夫婦の営みをして不自然であろうか?」


いや、

私はあんたの妻に成った覚えはそれこそ讃美歌の一説ほどだって記憶に無いけど⁈


「お前と、姉君が夫婦?」


イヤイヤイヤ!


本気にするんじゃ無い!

我が弟よ、

私はこんなに嫌がってんのに⁉


「ち、ちが。ごほ!」


え?

なにこれ?


手?

指なの?


は?

続けろと?

舐めろと?


この赤土くんはどうやら私の口の中に親指を突っ込んだ模様。


あとあとやって来るイヴはこいつに苦労するだろうな…


「姉君!」


フェ?

まだ大人しく舐めては無いよ?


「貴様!姉君を離せ!」


うん?

何でそんなに切羽詰まった様な顔してんの?

私のせい?


「り、ごぼリヴァイア…さんガボ!」


アンモウ!

喋りづらいな‼

この指!


こっちだってずっと黙ってる訳無いんだからね!


私は手首を掴んで応戦する、


Hg !Hg!戦力差がデカすぎる!

こちらでは対象しきれない!


えいちじー!


「あ、姉君ー‼」


だから君は何でそんな事をしてるのかね?

さっさと助けに来なさい‼


…まどろっこしい!


「リヴァイアサン!私の事は良いから!」


さっさと別の奴を呼んでこい!

お前じゃ話に成らん‼


「あ、姉君をおいて行くなんて…」


あ?

何かプルプルしてる、

チワワ?


「そんな事出来ない‼」


お前は熱血かなんか⁈

最初に出て来た時とキャラが違い過ぎませんかぁ‼


「姉君を…離せぇぇ‼」


ひょえぇぇ!


お前こそ突っ込んでくんなぁ‼

イヤイヤイヤ!

チョット‼


「うおぉぉ!」


うおぉぉじゃ無い!

赤土!

お前のガタイならぶっ飛ばされんだろう、

いやぁ、

よかったな、

お前は!


あたしゃどうすれゃ良いんだいぃ⁈


はい、

どっかーん!


中継入りまーす

現場のリリスさーん?


はーい、

現場のリリスです、

名前の事は諦めました。


ところで今は赤土がリヴァイアサンに吹っ飛ばされて、

横転、

そこに馬乗りに成ったリヴァイアサンが赤土の顔をボコ殴りです!


いやぁ、

すっきりするのは私だけでしょうか?


しかしそんな至福の時間にも邪魔は入った。


「なにをして居るのですか?」


この…

クソジジイぃ‼





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