21日目ー私の居無い私
最後の私の居無い私です。
暗い部屋…
永遠の奈落、
神の永劫の慈悲たる日の光すら受け付けない終わり無いき深淵。
私があそこで捉えられて何年居るんだろう。
もうきっと何百、何千年経っているとおもうかな…?
きっと地上ではイエス・キリストが誕生した頃かもしれない。
そうじゃ無いとしてもだいぶ時間がすぎている事には変わりがない。
私は十字架を胸にだいたまま落ちて居た。
ふと…
ミカエルやリヴァイアサンなど…
私がここに来て、
知り合ったヒト達の顔が浮かんだ。
初心だった、
少し触っただけでも顔を真っ赤にしていたミカエル。
彼は…あの子に…
*****君に似ている。
ねぇ、パパ、
笑っちゃうよね?
私がパパよりも好きになったヒト…
産まれて始めて誰よりも愛おしいと思ったヒト。
あの時はどんな感情かわからなかった。
彼のブラウンの髪の毛をかきあげるしぐさ、
暗いブルーの瞳を覗いた時のあの神秘的な気分になった心も。
全部…
「愛おしさなんだね…パパ」
パパ…
ママに愛されなかった私を包んでくれたヒト…
大好きだったヒト…
お母さんに…
殺されてしまった私の初恋のヒト。
今も昔も、
ただ私を愛してくれたヒト…
きっとパパだけ。
お父さんも、そんなそぶりを見せていたけれど違う。
あのヒトが愛して居たのは私では無く、
ママ…
だからママが死んだ時にお父さんはすぐ私を手放した。
そして、
何処かへ行ってしまった。
私を引き取ってくれたヒト、
私のあたらしい親…おかあさんだ。
おかあさん…
感謝してもしきれない。
そこで私はあの子に出会った。
あの子…金髪と碧眼の子に紹介されたんだっけ…
そう…
確か幼馴染、
始めてあった時はとても嫌な子だと思った。
きっとその時から惹かれて居たんだと思うんだ。
パパ、
あの子は周りの子がサッカーをすると言うならば、
一人本を読んで居たっけ。
大抵が聖書だったっけ。
『あ*ばさんは何か本とか読まないのか?』
そんな事を聞かれた事が何度かあったかな?
その度に私は怒鳴って居たっけ…
そう言えば私は彼が髪の色と瞳のせいで先生に怒られているのをみると、
ざまぁみろ、と思うのと同時に…
そして、私らしくない、
っていって結局何もしなかったんだよね。
あれ?
彼が…
違う…
私は…、、、?
ねぇ…マリアちゃん、
私は…?
私はどこに居るの?
違う…んだ。
私は…
私は…‼‼‼




