二十日目ーいきなりヨブ記
旧約聖書…
これまた何度も言って居る気がするがまたまた言おう、
新訳聖書において地獄の君主とかって言われて、
『ヨハネの黙示録』ではミカエルにめちゃんこにされるサタンだが、
これはヘブライの言葉で『敵』を意味するらしい。
そんで持って流れで行けばこれは天の上でふんぞり返ってる神に対する敵だと思うが旧約聖書ではその限りじゃない。
旧約聖書では『民数記』や『ヨブ記』に出てたと思うけど、
どっちにしても神から命令を受けたとかで
「え?じゃあ人間に試練アタえりゃいいんすね?」みたいな感じの地味な役回りが多い。
『ヨブ記』に至っては特にその性格が強いと思う。
そりゃあ態々神の館にきたぐらいだからな!
呼び出しを食らった問題児か⁈
と、
現在私は…
そんな感じだ。
え?
何がそんな感じかって?
神の館にいるんだい!
しかーも!
目の前に見覚えあるヒゲもじゃなおじいちゃんがいるしな!
「あなたはどこからきたのですか?」
お前こそその言葉を言おうと思った頭はどこにあるのですか?
いきなりヨブ記のセリフかよ!
たしか一章・六節の言葉か、
サタンは何て返したんだってけ?
たしか…
ウロウロとかそんな感じ…
「地を行き巡り、あちらこちら歩いてきました」
たしかこんな感じ、
返事になってないって思うんだ!
「あなたは私のしもべのヨブの様に全くかつ正しい神を恐れ、悪に遠ざかるヒトが世にいない事を気づいたか?」
そんなこったぁ、私に聞かれても困る、
ってか私は何て返せば良いんだこれは?
乗りでんな奴ぁいねーよ!バーカ!と言ってしまおうか?
でもそしたらあれだね、
私がサタンじゃなくても殺されるね!
ねーと、
聖書ではなんて言ってたけ?
「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか?」
うん、
この先覚えてない、
やばいね、も一度聖書読み返そう。
あぁ…カトリックな学校では考えられない事言ってるよ私。
「では私はあなたにヨブの事を任せる、ただ彼の身に手を付けてはならない」
誰がんな事するか,
☆☆☆
あぁ、やばいぞこれ、
『エステル記』とかすっ飛ばして『ヨブ記』に入るってどーゆー事だ!
計画性の無さを見せつけてる様なもんだな!
はぁ…
私は神の館で私の為にあてがわれた部屋で時間を潰して居た。
別にヨブに何かやるのは問題ではないが、
それでも障害が無いわけではなかった…
「ちょっと!ここ開けなさいよ!この智天使のウリエルがきてるのよ!あんたミカエル様の何なの!」
これだ…
智天使ウリエル…
旧約聖書に登場する天使ではないにせよ最も偉大な四大天使に数えられる天使だ。
後世にては天使信仰の弾圧の為に堕天使として扱われたりする不憫な子だ。
そんな天使が何かしら…
「だから!ここ!あけなさいよ~!」
ミカエル…
お前人気者だな…
私は遠い目をしてしまったのは悪く無いはずだ。




