十九日目ー海水浴と蛇丸スリー
旧約聖書…
旧約聖書・出エジプト記
第十四章ー第一節
主はモーセに言われた、「イスラエルの人々に告げ、引き返して、ミグドルの海との間に在るピハヒロテの前、バアルゼポンの前に宿泊させなさい。あなたがたはそれに向かって
海の傍に宿泊しなければ成ら無い
此処まで読んでだけではなんのことかわからない…
当たり前だね!
と、私は現在混乱して居る様だ、
なんかミカエルが私をアナフィエルから隠すために背中に隠したからな、
隠れ来れてねぇ!
でも私が混乱してる理由はそれじゃ無い、
そりゃぁこの程度で混乱してたらサタン(笑)とかやってない。
アナフィエルがあまりにも彼に似ている…
私の全てを捧げたヒト…
今でも鮮明に思い出せる、
今まで忘れてたけどね!
まぁ、
別にアナフィエルが彼に似てるだけなんだけどね?
今では彼に対する感情は何も無い、
多分、
と言うか今まですっかり忘れてた相手に恋なんかせんよ、
それでも…
胸の高鳴りは止んでくれそう無い。
「上官…サタンは?」
…?アナフィエルくん?
もしかしなくてもだが…
「あ、あぁ、なんとか追い払ったよ」
こ、これは…
「流石です!上官!」
私に気づいてねぇ!
おい!
天使大丈夫か⁉
目の前にお前らの天敵居ますけど!
私サタンだよ?地獄の大帝だよ⁈
あ、まぁ、あの神様が造ったんなら納得だがな、
「では上官、戻りましょう、ガブリエル達も待って居ます」
そうだそうだ!
とっとと戻れ!
「あ、あぁ、だけど少し待って居てくれ、僕はこれからする事が…」
うん、おとなしく言わせる筈無いよ~、
ちゃっちゃと帰れ!
私がした事は簡単だ、
ちょいと脇腹を強く摘まんだだけだ。
こいつ…
鍛えてるからか知らないけど私よりも腰細いんじゃ無いか?
「ちょっ、痛いよ、リリス」
小声で抗議してくるミカエル、
煩い!蛇の底力を食らえ!
と、
私が此処までふざけて居た時だ、
そりゃぁばれる、
アナフィエルくんに私の存在がだ、
「何者だ!」
チッ!
天然ぼけのくせに!
「海の妖精だ!」
わあぉ、何て無理の在る言い訳!
自分でもびっくりの低クオリティな嘘!
だけど…
その上を征くのが天使だと言う事を私は知らなかったよ!
「えぇ⁈リリスって蛇じゃ無いの⁉」
「な、何と!聖霊の方でしたか、ご無礼をお許し下さい!」
ヤバい、
熱でそう、
何だこいつら、
真面目に天使か?
近所の子供の方がよっぽど疑い深いぞ?
天使だから良いのか?
そんでもって、
私はこの嘘を呪う事に成った。
「では、聖霊の方は神の国にお連れしなくては!」
はぃ?




