十九日目ー海水浴と蛇丸ツー
旧約聖書…
それになぞらえて考えるならばそろそろモーセがエジプト人を打ち殺したあたりだろう、
たぶん。
そんな事より私は目の前に居る天使ちゃん達に囲まれて居る。
何故に⁈
おいこらミカエル、お前きづいてるだろ!
困った様な顔してないで助けんかい!
「上官…やはり…」
金髪碧眼の天使君がミカエルに確認をとって居る。
ミカエル…お前いつからそんなにえらくなった。
「あ、あぁ、間違いない、サタンだ…」
ぅをい!お前絶対きづいてるよね?
私って事にきづいてるよね?
何が…間違いない、サタンだ…
じゃ!
「くぅ…やはり、疑獄の帝王が何をしにきた!」
金髪碧眼くんが私に何やら聞いてきた、
ヒト違いだと信じておきたい。
そうじゃ無いならきっと耳がいかれたんだ、
間違いない。
「無視を…するなぁぁぁ~~~!!!」
いやいやいや!
突っかかってこないでぇ⁈
ってか今気がついたけど何時の間にか君はそんな物騒なモノ持ってるの⁈
トキントキンの剣先が銀色に輝いてまぶしいです!
そしてそんな物騒なモノを持って突進してきた天使君は上官、ことミカエルに遮られた。
「まて!アナフィエル!」
金髪碧眼くんってアナフィエル⁈
アナフィエルってあのアナフィエル⁈
ちよっとまて…
私の記憶が正けりゃアナフィエルってかなり偉い天使だったよな…?
あのメタトロンにむち打ち60回した頭に神の名前を冠する「神の技」、
文献によってはミカエルよりも高位にすら数えられた筈だ。
そんなエリート天使ちゃんが何で海水浴をしているのかなぁ…?
「しかし上官!今此処で倒しておかねば何をやらかすかわかりません!」
おい、
天使達に私どう言う風に見られてんだ、
私エヴァの八つ当たりのせいで脚なくした可哀想な蛇さんですけど!
「今のお前では無理だ…」
ミカエルくぅん?
きぃみは何が言いたいのかなぁ?
明らかに私のこと化け物あつかいしてるよね?
「な、ならば全員で…」
「返り討ちにされるのが関の山だ」
だからおめぇの中のわたしゃどうなっとるんじゃ!
終いには『逃げるのも難しい』だとか、
『誰かが囮になって』だとか…
いいよ!別に!
私追いかけないんで!
和気藹々と帰ってください!
外の空気吸いに来ただけだもん!
「なら…私が囮に成ります!」
アナフィエルくんが決死の覚悟と言わんばかりの表情でミカエルを見る。
そんな顔しないでもとって食ったりしねぇよ!
「いけない!お前は僕の部下なんだ!部下を守るのは上司の役目だろ?」
ミカエルよ…
こういう時ぐらい一人称僕は辞めたらどうだろう?
「しかし…」
「良いんだ!必ず帰る、その代わりお前もガブリエル達を護ってやってくれ」
此処で私は一つ疑問を覚える…
だがそれは確信でも有った。
ミカエル…
お前、囮に成りたがってるだろ。
「…わかりました、しかし上官、これだけは覚えて置いてください、貴方は我々の希望の星なんです!」
「あぁ、わかっているさ」
なんだこの青臭いドラマは、
ってか面倒だなぁ…
私このまま進んじゃ行けないの?
☆
今現在美しい砂浜でミカエルと二人きりです、
ちなみに今私は人間の形をとって居る。
翡翠に開発して貰った魔術の内の一つだ。
「会いたかったよ…リリス」
そう言って抱きついてくるミカエル、
ええぃ!くっつくなうっとおしい!
「今まで何処に行ってたんだよ!ずっと探してたんだぞ…」
取り合えずミカエルは私を開放してくれそうに無いのでくっついている。
ミカエルの腰に腕を回す。
園にいた時よりも肩幅が大きくなっている気がするし、
口調も男らしくなった感じがする。
「ねぇ、ミカエルあの女の子達誰?」
「え?嫉妬してるのかい?」
はっはっはっ!
それは無いな、
ってかなんでそう成る、
不思議な思考回路は健在か?
「あの子達は僕の後輩で部下であってそんな気持ちは一切無いよ…」
おいおい、こらこら、
なんだ、そんな気持ちって⁈
ってかなぁ…
早く開放してくれないかなぁ…
一応属性としては私は悪魔だから天使のミカエルに触られるとキツイものがある。
そして、
そんな時私の望みが叶えられる事になった。
「上官!」
遠くから聞こえたアナフィエルくんの声だ、
おぉ、アナフィエルくんマジメシア




