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十九日目ー海水浴と蛇

李理素とミカエルの再会前半、

新キャラも出てきます。


旧約聖書…


ソドムとゴモラが神の硫黄と炎をにて滅ぼされ、速数百年、


好い加減狭くかんじて来た地底湖から脱出すべく、

私は湖を泳いで居た。


どうやら地底湖は何処か広い場所に通じて居る様で、

かなりの深さが有った。


おそらくだが海につうじているのだろう、

流石に川に繋がって居るとはおもえない。


所で地上ではもうモーセが産まれただろうか?


だとしたらそれはすなわち、

旧約聖書『出エジプト記』に入ったと言う事だ。


この出エジプト記を含めた、創世記、民数記

、申命記、列王記をモーセ五書と言う、

…はず、違ったらごめんね?


これらはモーセが聖なる山に登った時、

神より賜ったものとされる。


アブラハムを太祖とするそれぞれの宗教にとって基盤となる偉大なる書だ。


そんな事をつらつらと考えていると、

どうやら開けた場所に出た様だ。


深海魚が見えるあたりかなり深いが海では在るらしい、

少し安心した。


この数千年の間に巨体と成った自分の体を恨みつつ私は前へと這いずり出る。


深海で暗くは在るが、

前にも言ったが私の鱗は薄ぼんやりと発光して居るため視界に困る事は無い。


だからといっても、

グロテスクな形相をした深海魚と出くわすと心臓に悪い。


まぁ、

それでもかなり小さく感じるけどね?


結局私は常識を超えた大蛇の様だ、

ここまで来ると笑えてくる。


だいぶ進んだと思うが、

隣で泳いで居るのが大王イカで在るあたり信用できない。



上を見ると太陽の輝きが水面を照らして居るのが映る。


どうやら無事地上付近に着いた様だ。


ここから東の方に行けば陸地が見えるだろうからあがりたい。


別に上がる必要は無いのだが、

泳ぐのは疲れる、

何より塩っぱ辛い。


「さぁて、行きますか!」


シュルシュルとしか発音しなかったのは聞かなかった事にした。




☆☆☆一方その頃のミカエルくんは…



「センパイ!センパイも食べてください!私一生懸命作ったんですよ!」


「あー、何よガブリエル、抜け駆け?」


う~ん…

休暇を取れたのは良いけど…


「どうしてこう成った?」


僕はあの時、

ガブリエルと二人きりで行くものだと思っていたが…


「センパイ?大丈夫ですか?」


ガブリエルは他にも女友達を誘って居た様で、

男子が僕と、アナフィエルだけと言う状態だ。


「じょ、上官…じ、自分、居心地があまり良いとは…」


そのアナフィエルも女子の空気に圧倒されて撃沈気味だ。


それでもなを、

お弁当の優先権を巡ってきゃいきゃいやって居る後輩達を見る。


一人は言わずもがなガブリエル、

それに続くのがガブリエルの親友のウリエルとラファエルだ。


ゾフィエルも誘ったらしいが彼女は仕事が残っていると断った様だ。


生真面目だなぁ…

僕や彼女達みたいに時には羽根を休めれば良いと思うのにな。


しかし、

そんな和気あいあいとした雰囲気が一瞬にして静寂に包まれる。


先ほどの緩やかな暖かさは無く、

辺りにどんよりとした重圧がかかる、


悪魔…それもかなり高位に部類される…


「そ、そんな悪魔⁈」


「で、でも結界張ったはずだよね⁈」


「詰まりその悪魔は結界を我々に気づかれず破る度量を持っている…そう言う事になりますね?」


アナフィエルも元に戻ったらしい、

筋金入りの軍人の彼は悪魔の魔力を前にして獰猛な笑みとも取れる表情を浮かべていた。


「じゃあまさか爵位持ち⁈勝てっこないよ!」


ラファエルが半泣きで叫ぶ、


これだけの力…

公爵クラスでも持っているか怪しい、


運が悪ければ魔王系ですら在るかもしれない、

これでも僕は軍の指揮官であり一番槍だ、

部下の前で臆する事は許されない。


周りに強い魔力が集まる、

濃度が濃過ぎてわから無いが懐かしさを感じる…


しかし、

それが何か考える暇は無い、

高濃度の魔力にはより高位のデーモンが集まる。


先ずはそれらの警戒からだ。


「ぐ…上官!この魔力、間違い無く魔王の系列です!ここまでの強さ…かんじた事もありません!」


アナフィエルが宣言したその瞬間、

凄まじい魔力の波と、


懐かしい香りが合わさって溢れてきた。


わかったよ…

この魔力の持ち主…


正体は、彼女(リリス)だ…




次回は多分『私の居無い私丸フォー 』ですかね?

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