十八日目ーアブラハム丸スリー
旧約聖書…
アブラハムの旅の内には多くの街や地名が出てくる。
その中でも最も有名で、
聖書を知らずともこの名前を知っていると言うヒトの多い名前が在る。
その名もソドムとゴモラ…
悪魔にそそのかされ、
滅びの道を辿った背徳の街の名前だ。
旧約聖書・創世記
第十九章ー第一節
その2人の御使いは夕暮れにソドムに着いた。その時ロトはソドムの門に座って居た。ロトは彼らを見ると立って迎え、地に伏して、
要領を得て居なくてごめんね?
因みにロトって言うのはアブラハムの甥でソドムとゴモラが滅ぼされた際にも主なる神に許されたヒトね。
そして、そのロトが滅びるソドムとゴモラから逃げる際に、
妻の一人が塩の柱に成ったのは有名な話だよね?
旧約聖書・創世記
第十九章ー二十四節
主は硫黄と火とを主のところ即ち天からソドムとゴモラの上に降らせて、(25)これらの街と、全ての低地と、その町々の全ての住人、その地に生えてる物を、ことごとく滅ぼされた。(26)しかしロトの妻は後ろを顧みたので塩の柱に成った。
そして、
この出来事が私は李凛夢の目を通して見ている。
と、いっても見ているのはロトとその娘たちであり、
町の様子は見ていない。
見たならば恐らく塩の柱に成ってしまい、
私にもるいがおよぶ可能性も在る。
それはいやだしね?
それに…
私が見たかったのは、ロトたちでは無く、
ロトの元へやってくる2人の御使いだ。
旧約聖書の中に登場する天使は3人、
ガブリエルとラファエル…
そしてミカエルだ…
それに、
ラファエルは『トビト書』に現れる天使で、
『トビト書』はプロテスタントとユダヤ教では外典の扱いだ。
即ち、
それを鵜呑みとするなら旧約聖書に現れる天使はミカエルとガブリエルの2人のみとなる。
だから…
何にとは言わないけど期待して居たのかも知れ無いかな?
だけど結果は違った、
ミカエルでは無かった。
だからこれじゃあなんのために見て居たのか分からない、
と思って町が滅ぶ様を見て居た。
はぁ…
私は一体何を求めているのかな…
「ミカエルは琥珀色…私が見たいのは…」
青…
海と空の色だもの…
だから、
待っているのはミカエルなんかじゃ無い。




