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十五日目ー姉上至上主義者

今回はすっ飛ばしてた十五日目の話です。

タイトルで誰が出るかわかりますね…


聖書…


わたし…

じゃなくて


俺の姉う…姉さんが持ってた文書の名前だな?


久しぶり?

現在(いま)では地獄の海軍の提督をして居るレヴィアタンだ。


最近では、

魔王の一人、

ベルゼブブの命によって、

ハエ騎士団成るモノにも所属して居る。


そして、

俺が何をしようとしているかと言うと…


「レヴィアタン!」


っ⁈


う、後ろから抱きすくめられた?


がっちりと腰をホールドされて居るため、

頭だけで後ろを振り向く。


そこには、

甘栗色の髪の毛と、

潤んだ紅茶色の瞳を持った、


俺よりもふた頭ほど小さな少女…


俺の伴侶、

ベヒモスが居た。


彼女は、

今年の秋に籍を居れた、

愛おしい妻だ。


彼女は、

リベリオン後に産まれた悪魔で、

地獄出身だ。


彼女との出会いは去年…


俺が、

地獄の海上を姉う…姉さんを探して居た時に一人孤島で残されて居たのを見つけた。


曰く、

彼女は母と姉が居たようだが、

家族の誰よりも食べると言うだけで捨てられてしまった。


その時俺は既に、

提督と騎士団を兼任して居たし。


休日、

暇な時は姉さんを探すだけだったので、

金には困って居なかった。


女の子一人を養う位困らない程度には金は有ったし、

いざとなれば、

同僚のアモンに相談すれば良かった。


そして何より、

その時は気がつかなかったが、

どうしようも無くベヒモスに惹かれて居る俺が居た。


そして、

俺の家に帰った時、

自分の家族の元に帰りたいか、

どうかを聞いた…


結果は否…

そして、


姉上を中心に回って居た自分の世界が、

ベヒモスと過ごす内変わっていくのを感じて居た…


そして今…

夫婦としての契りを交わし、


共に過ごして居る…


が、

はぁ…


どうしてこうも嫉妬深いのだ?


俺が騎士団として聞き込みに言っている時に女性と話しただけで拗ねるとは…


嫉妬を司る俺よりも嫉妬深いとはどう言う事だ?


今も…


「サタン様を探しに行くの?」


はぁ…


「あぁ、そうだな…」


「でも…サタン様って女性の方なんでしょ?」


此処で少し、

悩める様に眉をひそめる…


そんな挙動があまりに愛おしい。


「はぁ…あのなベヒモス…」


だが、

これとそれとは話が別だ、

俺は正面を向いて話すべく、


ベヒモスのその華奢な両の肩に手を置き、

彼女の目と目の間、鼻の付け根を見る、

眼を合わす勇気が出ない…


「世界のどこにも…それこそ地獄中のどこでも、自分の姉を愛さ無い弟が居無い訳が無いだろ?」


時間にして数秒…

しかし、

永遠とも思える長い沈黙の後…


「わかった…」


ベヒモスがポツリと呟いた。


「私もお義姉さんに会いたいし、お礼も言いたい…でもね…」


そう言って、

背伸びをして、

俺の唇に自分のを重ねるベヒモス。


た触れ合うだけのキス、

ふっくらとした弾力を持った瑞々しい唇。


ただの一瞬、

離されそして。


「浮気したら許さ無いから!」


当たり前じゃ無いか。








レヴィアタンの設定はダンテ『神曲』から、

レヴィアタンとベヒモスの関係は、聖書外伝の『トビト書』から。

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