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十六日目ー決闘丸ツー
旧約聖書…
どこにあるのかなぁ…
李躪の桜ならわかるかな?
「おい!無視するな!」
現実逃避ぐらいさせろや!
「なに?」
此処は最低限の礼儀、
返事ぐらいはしておく。
「なに、って…け、決闘だ!」
やっぱりですか…
ってかこの子、瑪瑙ってたけ?
李躪だよね?
李理素って私でしょ?
で、
李躪は私の式神でしょ?
式神ってのは私の僕でしょ?
あれれ~?
何で李理素が李躪に喧嘩売られてんの?
私はまた瑪瑙くんの顔を見る、
玉の様な汗を額に浮かべて肩で息をして居る。
その顔は少年のあどけなさを色濃く残す青年のそれ、
髪の色は青空を思わす淡い青、
瞳もそれだ。
ただ抱く感想は、
「また、金髪じゃ無かった…」
「え?」
私の呟きは思った以上に場に響いたらしい。
一瞬、
時が止まったかの様に音が消える、
「どう言う事だ?」
その一瞬の沈黙を破ったのは私に相対して居た瑪瑙くん。
訝しげに眉を寄せ、
私の言葉の真意を汲み取ろうとする。
無理だろう、
だって私自身解らないのだ、
何故こんな事を言ったのか、
何故金髪碧眼を求めるのか、
…
まぁ、いいや…
今日解らない事は明日考える。
それが一番の処世術。
先ずは…
目の前の問題事を片付けますか。




